2020年版 医薬品流通市場の将来展望
本書では、わが国の医薬品流通の最新事情と現状における課題を踏まえつつ、今後どのようなことを強化し、どのような方向に向かうのかということをテーマにしております。わが国の医薬品卸は時代の変化を受け入れながら独自の変化を遂げ、企業力強化につなげてきました。この活力は今後も発揮されることが期待されます。それだけに医薬品卸や製薬企業の関係者の方々はもちろんのこと、新たに医療分野への参入を検討されておられる企業の方々にとっても本書は有効活用できる内容となっており、ぜひこの機会にお役立ていただけますれば幸いです。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:本書では、現在、医薬品流通に関連する動きを川上から川下まで通して調査を実施し、分析を行った。
調査対象:行政当局、製薬企業、医薬品卸、医療機関、薬局、学識経験者、業界紙関係者
調査方法:面接調査を基本として実施
調査期間:2019年9月~2020年7月
医薬品流通市場の将来を予測(2020年)
医薬品卸に押し寄せる新たな波を分析し、主要医薬品卸各社の取り組みと今後の展開を予測
~Withコロナ時代の新常態で企業力を強化するのはどこなのか~
- 新常態下における医薬品流通市場の実態とその将来
- 医薬品卸に押し寄せる新たな波を分析
- 主要医薬品卸各社の取り組みと今後の展開を予想
- 医薬品流通・医薬品卸関連データ一覧
- 前回版との違い
コロナ禍での医薬品業界の対応とデジタル化が進む医薬品業界の実態を分析し、その将来を予測。
第1章 withコロナの時代の医療と社会
第2章 新常態の下での医療
第3章 新常態で勝ち抜く医薬品卸は
Executive Summary
第1章 withコロナの時代の医療と社会
新型コロナウイルス感染拡大で混迷する医療と社会
短期間で感染拡大
コロナ禍で明らかになったこと
いったい何が効いたのかわからない国
医療機関や薬局の患者は大幅減少、これまでにない経営状態に直面することに
感染症拡大阻止への対応が脆弱なわが国
感染症法がPCR検査体制強化の遅れに
中国を起点としたサプライチェーンの見直し
新型コロナウイルスによって浮き彫りになった経営課題
withコロナの時代の新常態
進むわが国企業のDX
2020年度診療報酬改定を答申
全体ではマイナス、本体ではプラス
今回の改定の基本的視点
働き方改革推進のための布石
今回の調剤報酬改定は嵐の前の静けさか
次回改定は、どうなるのか
ようやく消費税10%引き上げを達成
消費税引き上げに伴う診療報酬改定
10%増税は通過点なのか
経済成長に依存した財源確保の終焉
オンライン診療の現状と今後
岩盤規制に穴を開けた新型コロナウイルスの感染拡大
厚労省、電話・オンライン診療実施医療機関名を公表
オンライン診療の評価
強まる中間年改定実施見送りの声
第2章 新常態の下での医療
新型コロナウイルス感染症の拡大で追いつめられた医療機関
医療崩壊を叫び続けた医療機関や関係者
医療崩壊を阻止できるのか、第2次補正予算
経営悪化に歯止めがかからぬ医療機関
秋口までに第2波に備えた対応ができるのか
withコロナの時代の病院と診療所
コロナ禍では存在感が薄かった薬局と薬剤師
マンツーマン薬局は悲鳴を上げている
コロナ禍で面分業が進展か
かかりつけ薬局は一本足では対応できない
コロナ禍で薬剤師の存在感が希薄
薬局もBCPが必要
withコロナの時代の薬局
withコロナでデジタル化が加速する製薬企業
新型コロナウイルスでDrug Repositioningが活発化
withコロナの時代はデジタル化が加速
新常態のキーワードDX
デジタル化への対応を本格化するわが国の製薬企業各社
(1)アステラス製薬のデジタル化への対応
(2)大塚製薬のデジタル化への対応
(3)塩野義製薬のデジタル化への対応
(4)中外製薬のデジタル化への対応
(5)エーザイのデジタル化への対応
withコロナの時代の製薬企業
第3章 新常態で勝ち抜く医薬品卸は
予測していなかった事態が生じ混乱する医薬品流通市場
4大医薬品卸の談合疑惑
過去の企業体質からの脱却
新型コロナウイルス感染症拡大で従来型のMS活動が停滞
新常態への適応ができるのか、
そして最も適応能力が高い医薬品卸はどこなのか
大手医薬品卸の2020年3月期決算から
大手医薬品卸5社のクロスSWOT分析
戦略的提携構築で新たな境地を見出すことができるのか
MSもそのあり方が変わる
デジタル化の波に乗るには
トップセールスの強化の必要性
医薬品卸との関係見直しを進める製薬企業
グループ企業と提携企業の力を結集し、
総合力を強化するアルフレッサホールディングス
新常態のトップランナーを目指すメディパルホールディングス
取り組みが着実に成果として積み上がるスズケン
付加価値サービス型ビジネスモデルへの変革を掲げる東邦ホールディングス
エマージングビジネス強化で新たな活路を見出せるのか
バイタルケーエスケー・ホールディングス
withコロナの時代の医薬品卸
このレポートの関連情報やさらに詳しい情報についての調査を検討したい
矢野経済研究所では、
個別のクライアント様からの調査も承っております
マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。