2020年版 臨床検査市場の展望
本調査レポートは、国内の主要臨床検査薬・機器企業35社の事業を、臨床検査薬/検査機器、国内/海外に分け分析した。32社については事業内容、業績等を詳細にふれ豊富な企業事例となっている。提携・M&A関係、分析装置の新製品動向、伸長検査項目などに関しても独自視点で掲載している。本2020年版は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ、市場全体としてのマイナス面および同ウイルスPCR検査などの特需動向にも言及している。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:臨床検査は、疾病予防、疾病臨床診断、治療効果判定などの様々な分野で行われる。検査検体は血液、尿、便、鼻咽頭拭い液、その他各種体液など。臨床検査に用いられる検査薬・機器の市場、主要参入企業動向などを調査し本業界の現状、将来性などを明らかにすることを目的とする。調査では、企業別の事業規模把握、主要製品・新製品動向、他社との提携動向、事業戦略などに重点をおいている。
調査対象:臨床検査薬および臨床検査機器
対象エリア:日本であるが、日本企業が展開する当該海外事業規模等も含む
調査対象企業数:国内の臨床検査薬・機器主要企業35社/うち個別表掲載は32社、3社は集計のみ
調査方法:直接面接取材、文献調査、その他データ収集
調査期間:2020年8月~2020年10月
臨床検査薬・機器事業に関する調査を実施(2020年)
2019年度の国内主要企業の臨床検査薬・機器事業規模は前年度比2.0%増の1兆957億円
~2020年度は新型コロナウイルス関連の検査など特需認めるも、全体的にはマイナス基調と予測~
- 国内約35社をピックアップ。臨薬、機器、国内、海外向に分け規模分析
- 約35社事業規模ランキング。POCT有力企業等にも言及
- 主要32社の最新業績、事業概要、事業戦略などを掲載
- 分析装置の新製品動向、伸長検査項目など弊社視点で表現
- 業界環境を揺るがすM&A、アライアンス等相次ぐ
- 外資系企業等が主導する検査室ソリューションビジネスの影響力
- 前回版との違い
新型コロナウイルス感染拡大影響、同周辺事業動向を調査
第1章 臨床検査市場の展望
第2章 注目臨床検査市場・分野等に関する展望
第3章 主要臨床検査薬・機器企業の実態と展望
第4章 関連分析資料
調査結果のポイント
第1章 臨床検査市場の展望
・海外向け事業とアライアンス戦略がカギを握る業界
(表)主要35社、2019年度 臨床検査薬・機器事業売上一覧表
(表)主要35社における主な検査分野、主力品
(表)主要35社における成長・注力分野、他
(表)臨床検査薬業界における最近の主な事業提携、MA事例など
(2009年~2020年)
(表)主要臨床検査薬・機器企業の同分野国内売上高
(2017年度~2019年度)伸長率状況
・PCRなど新型コロナ関連の特需を有すも、全体市場はマイナストレンド
(図表)臨床検査薬・機器事業規模推移と予測(2018年度~2020年度)
(表)検査分野と主要企業参入領域および当該事業規模の関係
(表)日本臨床検査薬協会会員の体外診断薬 項目別売上金額推移
(2008年度~2018年度)
(図)体外診断薬の項目別売上比率(2018年度) [日本臨床検査薬協会データ]
(表)臨床検査分野における100億円規模の注目ドメインと主な参入企業
・新型コロナ検査を対象に含めたPOCT化はひとつのテーマ
(図)医療機関と臨床検査センターの勢力関係
(表)主なPOCT有力企業ランキング(2019年度)
・日系企業はOEM、原料供給などに視座を移す生き方も
(図表)大手医薬品卸における診断薬・試薬の卸売高推移
(2011年度~2019年度)
(図)血液培養検査後の微生物同定・感受性検査の主な流れ
(図)臨床検査業界のターゲット領域の広がり
(表)地域別の主要臨床検査薬卸
(表)臨床検査薬・機器事業売上ランキング(2019年度)
(表)臨床検査薬事業売上ランキング(2019年度)
(表)臨床検査機器 他事業売上ランキング(2019年度)
(表)臨床検査薬・機器事業海外売上ランキング(2019年度)
(表)臨床検査薬・機器事業国内売上ランキング(2019年度)
第2章 注目臨床検査市場・分野等に関する展望
(1)生化学・免疫検査分野の事業トレンド
・生化学・免疫の定義範囲変化、2020年度は新型コロナにより
市場環境悪化
・HbA1c測定では引き続きPOCT製品の需要が堅調
・生化学検査も試薬クローズド化の方向に
・BNP、NT-proBNP比較では、伸び率は後者が優位傾向
・2019年度のインフルエンザ検査薬市場は大幅減
・(図表)インフルエンザ迅速検査キット主要参入企業、
メーカーシェア(2019年度)、市場規模推移(2007年度~2019年度)
・新型コロナウイルス抗原検査、抗体検査試薬が登場
・(表)ウイルス感染症分野の主なイムノクロマト法検査製品一覧
・(表)非ウイルス感染症分野の主なイムノクロマト法検査製品一覧
・(表)その他分野 主なイムノクロマト法検査製品一覧
(2)がん検診拡充に伴う事業トレンド
・子宮頸がん分野では細胞診、HPV検査の組み合わせなどがポイント
・(図表)性別にみたがん検診を受診した者の割合
・2020年、線虫の嗅覚機能を利用した尿検体スクリーニング検査が始動
(3)遺伝子検査拡充に伴う事業トレンド
・ボリュームのある新型コロナウイルス遺伝子検査市場が出現
・(図)新型コロナウイルスの検査施設別PCR検査数推移
・(図)国内における新型コロナウイルスに係るPCR検査の実施状況
・(表)新型コロナウイルス関連の主な承認検査薬
・(表)臨床検体を用いた評価結果が取得された
2019-nCOV遺伝子検査方法について
・新出生前診断(NIPT)はサービス単価面からも注目
・(表)遺伝子検査の分類および主な用途など
・(図)新出生前診断の陽性比率、羊水検査確定割合の状況
・遺伝子パネル検査では血液がん領域も開発途上
・(表)主な臨床検査薬・機器企業における遺伝子検査分野の主要製品、概要
・(表)注目すべき予防検査、遺伝子検査等を手掛ける主な企業
(4)臨床検査関連装置の新製品動向から見る事業トレンド
・新型コロナ検出を含め小型遺伝子解析装置はターゲットに
・(表)主な臨床検査装置製造企業、装置販売企業、対象製品など
・(表)2007年~2020年に発売された主な臨床検査関連の装置
(5)規模、成長性を背景に注目される検査項目
・BCR-ABL1、亜鉛、P1NPなどは成長項目
・(表)令和元年社会医療診療行為別統計における検体検査主要項目の
点数レンジと成長性の関係
・(表)特定企業による展開、成長性等を背景に注目される検査項目
第3章 主要臨床検査薬・機器企業の実態と展望
◇アークレイ(株)
◇アボットジャパン合同会社
◇アルフレッサファーマ(株)
◇(株)医学生物学研究所
◇(株)エイアンドティー
◇栄研化学(株)
◇H.U.グループホールディングス
◇(株)LSIメディエンス
◇オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス(株)
◇(株)カイノス
◇キヤノンメディカルシステムズ(株)
◇極東製薬工業(株)
◇サーモフィッシャーダイアグノスティックス(株)
◇シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(株)
◇シスメックス(株)
◇(株)シノテスト
◇積水メディカル(株)
◇デンカ(株)
◇東ソー(株)
◇日水製薬(株)
◇ニットーボーメディカル(株)
◇日本光電工業(株)
◇日本電子(株)
◇日本ベクトン・ディッキンソン(株)
◇日立化成ダイアグノスティックス・システムズ(株)
◇(株)日立ハイテク
◇富士フイルムメディカル(株)
◇富士フイルム和光純薬(株)
◇ベックマン・コールター(株)
◇(株)堀場製作所
◇(株)ミズホメディー
◇ロシュ・ダイアグノスティックス(株)
<企業個別表における掲載内容>
・企業概要、業績推移(2017年度~2019年度)
・臨床検査薬・機器 事業規模の状況
・臨床検査薬・機器分野の事業概要
・臨床検査薬・機器分野の主要製品、新製品動向
・当該分野における他社との提携、アライアンス動向
・今後の事業戦略(重点領域・開発面・販売面など)
第4章 関連分析資料
・(表)令和元年「社会医療診療行為別統計」における検体検査実施状況、
平成30年分同統計との回数比較、大項目抽出
・(表)令和元年「社会医療診療行為別統計」における検体検査実施状況
平成30年分同統計との回数比較
・(表)体外診断薬の主な新承認品目一覧[2011年1月~2020年10月]
関連セミナー
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