2020-2021年版 リチウムイオン電池部材市場の現状と将来展望 ~負極材編~

本レポートは2020年の9月発刊「2020年版 リチウムイオン電池部材市場の現状と将来展望~1st Half Report~」以降、2020年10月~2021年4月までの追加調査(コロナウイルスによる経済への影響、新たに発表された各国の環境政策動向、等)を踏まえた完全版レポートになります。

発刊日
2021/04/30
体裁
A4 / 116頁
資料コード
C62126600
PDFサイズ
5.7MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:日本および韓国、中国有力リチウムイオン電池(以下 LiB)用負極材メーカー9社の現在の動向と今後の事業施策を徹底調査し、更に周辺調査を加えることで世界LiB用負極材市場の現状と今後の動向を把握することを目的とする。
調査対象:日系負極材メーカー 3社、韓国負極材メーカー 1社、中国負極材メーカー 5社
調査方法:専門調査員による直接面接取材をベースに、文献調査を併用。
調査期間:2020年10月~2021年4月

資料ポイント
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  • 2020-2021年版ではコロナ禍でも成長続く車載用LiB市場、民生小型LiB市場の動向を踏まえ、日系、韓国、中国の負極材メーカーの取り組み状況、負極材のトレンド等に注目
  • 負極材市場価格動向を掲載
  • タイプ別(民生小型セル/中大型セル)LiB用負極材市場規模(2016~2025年予測)を算出
  • 世界主要負極材生産能力一覧を掲載(2016~2021年計画)
  • 世界主要負極材メーカー各社の動向を掲載
  • 民生小型セル市場(2016~2025年予測、アプリケーション別、セルタイプ別/2017~2020年メーカーシェア)、車載用セル市場(2016~2025年予測、2030年予測、セルタイプ別/2017~2020年メーカーシェア)の情報も併せて収録

リサーチ内容

第1章 民生小型LiB市場の現状と将来展望

1. 民生小型LiB アプリケーション別市場動向
  2020年はセル数ベースで前年比約110%推移
    (図・表)民生小型LiB アプリケーション別 出荷推移(電池容量)
    (図・表)民生小型LiB アプリケーション別 出荷推移(セル数)
    (図・表)民生小型LiB アプリケーション別 出荷推移(出荷金額:ドル)
  2021年も成長維持が予測されるも、
  ノートPC、スマホは半導体等の部材供給状況に懸念
    (図)民生小型LiB市場 2020年(セル数ベース:単位千セル) その他内訳
  ノートPC向けセルは従来の円筒形からラミセルへのシフトが加速
2. 民生小型LiB セルタイプ別市場動向
  円筒形セルのラミセル超えは2023年を予測
    (図・表)民生小型LiB 形状タイプ別 出荷推移(電池容量)
    (図・表)民生小型LiB 形状タイプ別 出荷推移(セル数)
    (図・表)民生小型LiB 形状タイプ別 出荷推移(出荷金額:ドル)
3. 民生小型LiBメーカーシェア推移
  トップシェア維持のSamsung SDI、追い上げるATL
  シェア変動の背景には各社の戦略変更も
    (表)民生小型LiB メーカーシェア推移(電池容量)
    (表)民生小型LiB メーカーシェア推移(セル数)
    (表)民生小型LiB メーカーシェア推移(出荷金額:ドル)

第2章 車載用LiB市場の現状と将来展望

1. 車載用LiB市場動向
  2020年の車載用電池市場(NiMH、LiB)は前年比120%台で推移
    (図・表)車載用電池(Ni-MH・LiB)市場規模推移
    (市場予測 容量ベース:CY2016~CY2025、CY2030)
    (図・表)車載用電池(Ni-MH・LiB)市場規模推移
    (市場予測 金額ベース:CY2016~CY2025、CY2030)
2. 電池形状別車載用LiB市場動向
  2020年、円筒角ラミ比率は2:5:3、今後はラミ比率が上昇の可能性
    (表)市場ベース予測:世界車載用LiB形状別(円筒形・角形・ラミネート形)
  市場規模推移(容量:CY2016~CY2025、CY2030)
    (図)市場ベース予測:世界車載用LiB形状別市場規模推移
    (容量:CY2016~CY2025、CY2030)
3. 車載用LiB市場メーカーシェア動向
  独走を続けるCATLの一方で、前年割れ推移が目立つ中国勢
  韓国3社は2020年大幅成長
    (図・表)世界車載用LiB市場メーカーシェア推移(CY2017~CY2020)

第3章 リチウムイオン電池負極材市場の現状と将来展望

1.リチウムイオン電池負極材市場の現状と将来展望
  1.LiB用負極材 全体市場動向
    LiB用負極材市場規模は2021年に50万t超えを予測
    (表)LiB負極材(民生小型、中大型セル向け) 参考販売価格帯推移
    (図・表)LiB負極材 世界市場規模 材料別推移(数量:2016年実績~20225年予測)
    (図・表)LiB負極材 世界市場規模 材料別推移(金額:2016年実績~2025年予測)
  2.セルサイズ別(民生小型セル、中大型セル)LiB用負極材動向
    2025年、中大型セル向けの構成比は9割に迫ると予測
    (図・表)LiB負極材 セルサイズ別(民生小型/中大型:車載、ESS)
    世界市場規模推移(数量:2016年実績~2025年予測)
    (図・表)LiB負極材 セルサイズ別(民生小型/中大型:車載、ESS)
    世界市場規模推移(金額:2016年実績~2025年予測)
  3.LiB用負極材製品動向
    高容量化ベクトルは引き続きSi系負極の活用 
    黒鉛系負極では低抵抗化がテーマ
  4.LiB用負極材市場 メーカーシェア推移
    上位4社を中国負極材メーカーが独占
    (図・表)LiB負極材 世界市場規模 メーカーシェア推移(数量:2016年~2020年)
    (図・表)LiB負極材 世界市場規模 メーカーシェア推移(金額:2016年~2020年)
    (表)主な負極材市場参入メーカー及び取り扱い負極材一覧
  5.国別LiB用負極材シェア推移
    中国8割超え、韓国は若干のポイントアップ、日系はポイントダウン
    (図・表)LiB負極材 世界市場規模 国別シェア推移(数量:2016年~2020年)
    (図・表)LiB負極材 世界市場規模 国別シェア推移(金額:2016年~2020年)
  6.LiB用負極材主要メーカー生産能力推移
    中国集中の生産キャパの在り方に今後、変化の可能性
    (表)主要負極材メーカー 生産拠点・年間生産能力推移 一覧-①
    (表)主要負極材メーカー 生産拠点・年間生産能力推移 一覧-②
2.黒鉛系負極材市場
  1.黒鉛系負極材 全体市場動向
    2021年、黒鉛系負極材市場は50万t超えを予測
    下落続きの価格トレンドに上昇変化の兆し
    (図・表)LiB黒鉛系負極材 世界市場規模推移(数量:2016年実績~2025年予測)
    (図・表)LiB黒鉛系負極材 世界市場規模推移(金額:2016年実績~2025年予測)
  2.セルサイズ別(民生小型セル、中大型セル)黒鉛系負極材出荷動向
    中大型セル向けは構成比8割まで上昇
    (表)LiB黒鉛系負極材 セルサイズ別(民生小型/中大型:車載、ESS)
    世界市場規模推移(数量:2016年~2020年)
  3.黒鉛系負極材市場 メーカーシェア推移
    トップ維持のBTR、2位グループではZichenが台頭
    (表)LiB黒鉛系負極材(人造+天然) 世界市場規模
    メーカーシェア推移(数量:2016年~2020年)
    (表)LiB黒鉛系負極材(人造+天然) 世界市場規模
    メーカーシェア推移(金額:2016年~2020年)
    (表)LiB人造黒鉛負極材 世界市場規模
    メーカーシェア推移(数量:2016年~2020年)
    (表)LiB人造黒鉛負極材 世界市場規模
    メーカーシェア推移(金額:2016年~2020年)
    (表)LiB天然黒鉛負極材 世界市場規模
    メーカーシェア推移(数量:2016年~2020年)
    (表)LiB天然黒鉛負極材 世界市場規模
    メーカーシェア推移(金額:2016年~2020年)
  4.主要黒鉛系負極材メーカー生産能力推移
    2020年、黒鉛系負極の世界キャパは75万t規模
    2021年には90万t/年超えが計画
    (表)世界主要黒鉛系負極材メーカー 生産拠点・年間生産能力推移 一覧
3.カーボン系/酸化物系(LTO)/Si系負極材市場
  1.カーボン系/酸化物系(LTO)/Si系負極材 全体市場動向
    カーボン系市場は今後、HEV系セル設計の動向等に依存
    (表)LiBカーボン系/酸化物系(LTO)/金属・合金系負極材 世界市場規模推移
    (数量:2016年実績~2025年予測)
    (表)LiBカーボン系/酸化物系(LTO)/金属・合金系負極材 世界市場規模推移
    (金額:2016年実績~2025年予測)
    LTOは12V、48Vセル向けや産業機器向け等で堅実に推移
    Si系負極材市場は第2フェーズへ突入
  2.カーボン系/酸化物系(LTO)/Si系負極材メーカー動向、生産能力状況
    カーボン系プレーヤーの顔ぶれに大きな変化無し
    (表)カーボン系負極材市場 参入メーカー状況
    LTOはセルメーカーによる内製が主流に
    (表)酸化物系(LTO)負極材市場 参入メーカー状況
    Si系負極材市場に韓国系メーカー参入
    (表)Si系負極材市場 参入メーカー状況
    (図)Daejoo電子材料のシリコン酸化物関連ロードマップ

第4章 負極材メーカーの動向と戦略

貝特瑞新能源材料股份有限公司 (BTR New Energy Materials Inc.)
  人造黒鉛へのシフトが進む
  1. 出荷動向
  2020年、天然黒鉛と人造黒鉛は同等規模の出荷量に
  (表)貝特瑞新能源(BTR) 負極材 出荷数量推移
  (表)貝特瑞新能源(BTR) 負極材 出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  2021年生産能力は2019年比2倍の能力を計画
  ニードルコークスメーカーとの合弁による新拠点を設立
  (表)貝特瑞新能源(BTR) 負極材 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/製品動向

江西紫宸科技有限公司 (Jiangxi Zichen Technology Co., Ltd.)
  活動のステージを民生から車載、中国から海外へと拡大
  1. 出荷動向
  2020年は前年比130%台で推移、韓国セルメーカー向けの出荷量が増加
  (表)江西紫宸(Zichen) 負極材 出荷数量推移
  (表)江西紫宸(Zichen) 負極材 出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  2020年より内モンゴル拠点が稼働開始、2021年も同拠点にて更なる増強を推進
  (表)江西紫宸(Zichen) 負極材 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/製品動向
  人造黒鉛の急速充電対応グレードは次なるステップを目指した開発を推進
  Si系、HCは顧客からの評価、要望次第で次なる展開を検討

上海杉杉科技有限公司 (Shanghai Shanshan Tech Co., Ltd.)
  人造黒鉛を軸に新たな成長フェーズへの対応を推進
  1. 出荷動向
  車載用セル向けをメインに2019年、2020年と出荷増で推移
  2021年は10万t超えを計画
  (表)上海杉杉(ShanShan) 負極材 出荷数量推移
  (表)上海杉杉(ShanShan) 負極材 出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  内モンゴルにて人造黒鉛の能力増強を推進、2020年は前年比1.2倍の能力に
  (表)上海杉杉(ShanShan) 負極材 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/製品動向
  開発の注力度を容量よりも入出力特性にシフトの向き

东莞市凯金新能源科技股份有限公司 (Dongguan Kaijin New Energy Technology Co., Ltd.)
  主要顧客の車載用LiB向けに出荷増
  1. 出荷動向
  2020年は前年比150%台で推移
  (表)东莞凯金(Kaijin) 負極材 出荷数量推移
  (表)东莞凯金(Kaijin) 負極材 出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  今後、湖州拠点にて能力増強実施の可能性
  (表)东莞凯金(Kaijin) 負極材 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/製品動向
  既存ラインナップを改善
  (表)东莞凯金(Kaijin) 負極材 主要4グレード 参考スペック

昭和電工マテリアルズ株式会社
  市況変化に影響を受け、成長の壁に直面
  1. 出荷動向
  2020年はコロナウイルス感染拡大の影響等で、前年割れ推移
  (表)昭和電工マテリアルズ 負極材 出荷数量推移
  (表)昭和電工マテリアルズ 負極材 出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  (表)昭和電工マテリアルズ 負極材 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/製品動向
  顧客ニーズに合致する付加価値の実現を引き続き追求
  (表)昭和電工マテリアルズ 負極材 ラインナップ

POSCO CHEMICAL COMPANY LTD.
  成長軸を車載向けにシフト、生産キャパ・製品ラインナップ共に拡大を推進
  1. 出荷動向
  車載用セル向けの販売拡大が牽引し、2020年出荷量は前年を上回る成長率で推移
  (表)POSCO CHEMICAL 負極材 出荷数量推移
  (表)POSCO CHEMICAL 負極材 出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  天然黒鉛は23年で年産10万t規模の生産体制を計画
  人造黒鉛工場も23年稼働を目指し着工
  (表)POSCO  負極材 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/製品動向
  ユーザー・ニーズの対応拡大に向け新規ラインナップを拡充
  (表)POSCO CHEMICAL 負極材 参考スペック

深圳市翔丰华科技有限公司 (Shenzhen XFH Technology Co.,Ltd.)
  海外顧客の獲得で成長軸をシフト
  1. 出荷動向
  2020年は天然黒鉛比率が上昇
  (表)深圳市翔丰华科技有限公司(XFH) 負極材 出荷数量推移
  (表)深圳市翔丰华科技有限公司(XFH) 負極材 出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  2022年に能力倍増を計画
  (表)深圳市翔丰华科技有限公司(XFH) 負極材 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/製品動向
  (表)深圳市翔丰华科技有限公司(XFH) 負極材 主要5グレード 参考スペック

三菱ケミカル株式会社
  負極材市場の次なる競争軸を見据えた取り組みを推進
  1. 出荷動向
  海外セルメーカーの車載用セル向けが主な牽引役に
  (表)三菱ケミカル 負極材 出荷数量推移
  (表)三菱ケミカル 負極材 出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  市況に併せた能力増強を随時実施
  (表)三菱ケミカル 負極材 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/製品動向
  キーワードは「LCA」と「長寿命」、「高容量」

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