2021年版 オンライン決済サービスプロバイダーの現状と将来予測
オンライン決済サービスプロバイダー市場は、EC化の進展に加え、対象業種の拡大、BtoB決済やリアル・オムニチャネル領域への進出等により、拡大を続けている。また、コロナ禍を機にEC事業に参入する事業者が、決済代行サービスを導入するケースが増加している。
決済代行業者は、QRコード決済(オンライン)をはじめとする決済手段の拡充や、コロナ禍において一層ニーズが高まっているオムニチャネルに関するサービス提供、大きな市場が見込めるBtoB分野への進出等を通じて、事業拡大に向けて取組んでいる。また、後払い決済サービスにおいては、翌月にまとめて料金を支払うマンスリークリア型のサービスが台頭している。
本調査レポートでは、決済代行業者を中心に、後払い決済サービス提供事業者や集金代行業者を取材することで、オンライン決済サービスプロバイダー市場の実態を把握し、将来を展望した。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:このレポートでは、オンライン決済サービスプロバイダー及び関連事業者への取材を通して、オンライン決済の実態を把握すると共に、今後のオンライン決済の将来性を考察することを目的とする。
調査対象:オンライン決済サービスプロバイダー及び関連事業者
調査方法:面接取材を主体に文献調査等も併用
調査期間:2021年1月~2021年3月
EC決済サービス市場に関する調査を実施(2021年)
2020年度のEC決済サービス市場は19兆円を超える見込、2024年度には30兆円規模への成長を予測
~EC化進展・EC市場拡大し、導入事業者の裾野が広がる。BtoB領域や対面(リアル)取引、オムニチャネルなど決済サービスの展開領域は多岐に渡る見通し~
- EC決済代行サービスをはじめ、後払い決済サービス、集金代行サービスに関する動向を盛り込み、多面的に市場を分析。
- 流通額(総額、ECのみ)と、EC市場の決済方式別シェアを推計。
- オフライン決済、BtoB決済、加盟店への支援サービス、今後の方向性など、各社の動向・戦略を整理。
- 各社のキャッシュレス化や認証に関する見解、課題、将来展望を掲載。
- 2025年度までのBtoC EC市場規模を予測。
- 前回版との違い
・新型コロナウイルスの影響を記載
・集金代行サービスに関する動向を追加
第Ⅰ章 総論
第Ⅱ章 分野別の動向
第Ⅲ章 個別企業の実態
調査のポイント
第Ⅰ章 総論
1.市場概況、実態
1.1.市場概況
1.2.市場規模
1.3.オンライン決済サービスプロバイダー市場
1.3.1.市場概況と戦略
1.3.2.リアル・オムニチャネルへの注力
1.3.3.BtoB領域の拡大
1.4.後払い決済サービス市場
1.5.集金代行サービス市場
2.外部環境
2.1.新型コロナウイルスの影響
2.1.1.オンライン決済の促進
2.1.2.越境ECプラットフォームの拡大
2.2.EC決済においても拡大するQRコード決済(オンライン)
2.3.改正割賦販売法
2.3.1.改正割賦販売法の背景
2.3.2.改正割賦販売法の概要
2.3.3.改正割賦販売法の決済代行業者への影響
2.4.3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)の動向
3.将来展望
3.1.オンライン決済サービスプロバイダー市場予測
3.2.展望
第Ⅱ章 分野別の動向
1.EC市場の現状と将来予測
1.1.EC市場規模推移
1.2.ECにおける決済サービス別の市場規模とシェア(2019年)
1.3.決済サービス別の動向
1.3.1.クレジットカード決済
1.3.2.コンビニ決済
1.3.3.キャリア決済
1.3.4.代引き
1.3.5.プリペイド決済
1.3.6.その他(銀行振込、ネットバンキング、デビット決済など)
1.4.大手ECモールの動向
1.4.1.楽天の動向
1.4.2.Zホールディングスの動向
1.4.3.Amazonの動向
1.5.EC市場規模予測(2019~2025年度予測)
2.EC決済サービス市場の現状と将来予測
2.1.市場概況
2.1.1.市場動向
2.1.2.主要な参入企業
2.2.オンライン決済サービスプロバイダーの流通総額推移
2.3.オンライン決済サービスプロバイダーの流通額(ECのみ)
2.4.主要オンライン決済サービスプロバイダーの実績
2.4.1.取扱高推移とシェア
2.4.2.営業収益推移(2015~2020年度見込)
2.4.3.決済件数(2015~2020年度見込)
2.4.4.加盟店数(2015~2020年度見込)
2.5.主要決済代行業者の動向と戦略
2.5.1.GMOペイメントゲートウェイの動向と戦略
2.5.2.SBペイメントサービスの動向と戦略
2.5.3.ヤマトフィナンシャルの動向と戦略
2.5.4.SGシステムの動向と戦略
2.5.5.デジタルガレージフィナンシャルテクノロジーセグメントの動向と戦略
2.5.6.ソニーペイメントサービスの動向と戦略
2.5.7.ペイジェントの動向と戦略
2.5.8.ゼウスの動向と戦略
2.5.9.Stripeの動向と戦略
2.5.10.PAYの動向と戦略
2.6.決済サービスの特徴
2.6.1.主要オンライン決済サービスプロバイダーの決済方式
2.6.2.新型コロナウイルスの影響
2.6.3.決済サービス拡充に関する取組み
2.6.4.ECにおける重点分野と加盟店拡大のための取組み
2.6.5.リアル展開に向けた取組み
2.6.6.BtoB決済に関する取組み
2.6.7.FinTech関連サービスに関する取組み・見解
2.6.8.キャッシュレス化に対する見解
2.6.9.生体認証への見解と取組み
2.6.10.コンタクトレス・NFC認証への見解と取組み
2.6.11.QRコード認証への見解と取組み
2.6.12.将来展望
2.6.13.課題
2.6.14.主要決済代行業者のサービス動向
2.6.15.主要決済代行業者のシステムやサービスの対応状況①
2.6.16.主要決済代行業者のシステムやサービスの対応状況②
2.7.市場予測
2.7.1.オンライン決済サービスプロバイダーの流通総額予測
2.7.2.流通額(eコマースのみ)予測
3.後払い決済サービス市場
3.1.後払い決済サービス市場概況
3.1.1.代引きから後払い決済への移行
3.1.2.マンスリークリア型サービスの台頭
3.2.参入企業と資本提携の状況
3.2.1.参入企業の動向
3.3.参入企業の特徴、差別化要因、主要提携先などの状況
3.3.1.通販事業者の特徴・強み
3.3.2.インターネット事業者の特徴・強み
3.3.3.物流事業者の特徴・強み
3.3.4.信販事業者の特徴・強み
3.4.後払い決済サービス提供事業者の提携先の状況
3.5.ビジネスモデル比較
3.5.1.通常の後払い決済サービスの比較
3.5.2.未回収リスクがコントロールしやすくなる安価な会員制サービス
3.6.後払い決済サービス市場規模推移(2016~2020年度見込)
3.6.1.後払い決済サービス市場のシェア(2019年度)
3.7.事業拡大のための取組み
3.8.企業間後払い決済サービスの拡大
3.8.1.主要事業者の取組み
3.9.後払い決済サービス市場規模予測(2020~2024年度予測)
4.集金代行サービス市場
4.1.集金代行サービス市場概況
4.1.1.新型コロナウイルスの影響
4.1.2.口座登録の簡便化
4.2.主要参入事業者
4.2.1.主要参入事業者一覧
4.2.2.主要参入事業者の実績
4.3.ターゲット事業者と営業戦略
4.3.1.ターゲット事業者
4.3.2.営業戦略
4.4.強み
4.5.審査に関する取組み
4.6.未回収への対応
4.7.顧客企業へのサポート体制
4.8.今後の方向性
4.9.市場展望
第Ⅲ章 個別企業の実態
1.GMOペイメントゲートウェイ
2.SBペイメントサービス
3.デジタルガレージ フィナンシャルテクノロジー・セグメント
(ベリトランス/イーコンテクスト)
4.ソニーペイメントサービス
5.ペイジェント
6.ゼウス
7.ネットプロテクションズ
8.Paidy
9.ジャックス
10.リコーリース
11.浜銀ファイナンス
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