調査目的：少子高齢化と被介護高齢者の増加、コロナ禍のストレス・生活習慣病の悪化、子供の孤食・偏食問題など、現代日本において、健康の維持増進や健康寿命の延伸は国、自治体、企業、個人のいずれにおいても大きな課題となっている。しかしながら、食を中心とした生活習慣の改善が進んでいるとは言い難い。こうした背景のもと、0 歳から100歳に至る全世代を対象としたニュートリション（栄養）の重要性が改めて見直されている。
本資料では、育児用ミルクから流動食まで、当社が蓄積したデータと多くの知見を活用し、日本におけるニュートリション市場の現状と今後を展望する。なお、市場定義としては、栄養機能食品や特別用途食品の定義を応用するが公的承認を受けない食品を含み、家庭、職場、学校、病院、施設などで喫食する食品を対象とする。
調査対象：10分野（調査対象先は、各市場の関連企業及び団体）
①育児用ミルク・ベビーフード市場
②フェムケアフード市場
③完全栄養食市場
④パーソナライズフード市場
⑤経口補水液市場
⑥病者食（特別食・制限食）市場
⑦在宅配食サービス市場
⑧高齢者向け栄養補給（低栄養予防）食品市場
⑨介護食（嚥下・咀嚼困難者食）市場
⑩流動食市場
調査方法：弊社専門研究員による面談調査を主体に、電話及びアンケート調査を併用した。
調査期間：2022年12月～2023年3月

ニュートリション市場に関する調査を実施（2023年）
0歳から100歳に至る全世代を対象としたニュートリション（栄養）市場に着目
～高齢者の栄養補給と若年・中年層の栄養改善に寄与する食品市場が伸長～

＜ニュートリション市場＞積極的に栄養補給・改善する食品群（育児用ミルク・ベビーフード、フェムケアフード、完全栄養食、パーソナライズフード、経口補水液、病者食（特別食・制限食）、在宅配食サービス、高齢者向け栄養補給（低栄養予防）食品、介護食（嚥下・咀嚼困難者食）、流動食）