2023-2024年版 リチウムイオン電池部材市場の現状と将来展望 ~セパレーター編~

日本および韓国、中国の有力リチウムイオン電池(以下LiB)用セパレーター8社の現在の動向と今後の事業施策を徹底調査し、更に周辺調査を加えることで世界LiB用セパレーター市場の現状と今後の動向を把握することを目的とする。

発刊日
2024/02/29
体裁
A4 / 103頁
資料コード
C65113000
PDFサイズ
4.0MB
PDFの基本仕様
Adobe Reader 7.0以上/印刷不可・編集・加工不可/検索・テキスト・図(グラフ)の抽出等可/しおり機能無し 詳細はこちら
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
カテゴリ

購入商品の価格を選択し「購入のお申込み」をクリックしてください。

商品形態
商品種類
ご利用範囲
価格(税込)
下段:本体価格
書 籍
A4 / 103頁
セット
PDF書籍
PDFプレミアム(法人グループ内共同利用版)
         お問い合わせください

※セット価格は、同一購入者の方が書籍とPDFの両方を同時にご購入いただく場合の特別価格です。

  • マーケットレポートの販売規約はこちら
  • マーケットレポート購入についてのFAQはこちら
書籍のみをご注文される方は、FAXまたはメールにてご注文頂けます。
申込書はこちら
購入商品の提供・発送のタイミングについてはこちら

(準備中)の「内容見本をダウンロード」は、資料発刊後のご提供になります。
オンライン試読サービスとは 詳細はこちら

調査資料詳細データ

調査概要
Close

調査目的:日本および韓国、中国、有力リチウムイオン電池(以下 LiB)用セパレーター8社の現在の動向と今後の事業施策を徹底調査し、更に周辺調査を加えることで世界 LiB用セパレーター市場の現状と今後の動向を把握することを目的とする。
調査対象:日系セパレーターメーカー:5社、韓国セパレーターメーカー:1社、中国セパレーターメーカー:2社
調査方法:弊社専門調査員による直接面接取材をベースに、文献調査を併用
調査・分析期間:2023年12月8日~2024年2月22日
その他
①本レポートに掲載した数値・供給関係などのデータは、上記期間における調査結果に一定の推定を加えて作製している
②調査時には前回版レポートに掲載のデータに関しても再検証を行い、必要に応じて修正を加えている(従って、市場規模等が前回版と一致しないケースもある)
③セル形状に関して、ラミネート形はパウチ形、ポリマータイプを含む

資料ポイント
Close

  • 車載用LiB市場、民生小型LiB市場の動向等を踏まえつつ、日系、韓国、中国セパレーターメーカーの取り組み状況、セパレータートレンド等に着目
  • セパレーター市場価格動向を掲載
  • タイプ別(民生小型セル/中大型セル)LiB用セパレーター市場規模(2019~2025年予測、2030年予測)を算出
  • セパレーターコーティング比率世界市場規模推移(2019~2025年予測、2030年予測)を算出
  • 世界主要セパレーターメーカー生産能力一覧を掲載(2019~2024年計画)
  • 世界主要セパレーターメーカー各社の動向を掲載
  • 民生小型セル市場(2019~2025年予測、2030年予測、アプリケーション別、セル形状別/2019~2023年見込:メーカーシェア)、車載用セル市場(2018~2025年予測・2030年予測、セル形状別/2020~2023年見込:メーカーシェア)の情報も併せて収録

リサーチ内容

第1章 民生小型LiB市場の現状と将来展望

1. 民生小型LiB アプリケーション別市場動向
  2023年はセル数ベースで前年比微増推移、2022~2023年は成長鈍化
    (図・表)民生小型LiB アプリケーション別 出荷推移(電池容量)
    (図・表)民生小型LiB アプリケーション別 出荷推移(セル数)
    (図・表)民生小型LiB アプリケーション別 出荷推移(出荷金額:ドル)
  電動工具向け需要の回復は在庫消化状況に依存
    (図)民生小型LiB市場 2023年(セル数ベース:単位千セル) その他内訳
2. 民生小型LiB セルタイプ別市場動向
  セル数ベースでは円筒形の構成比上昇も、容量ベースではラミセルが5割以上を維持
  ラミセルはパワー系需要向け供給や、欧州電池規則対応等で今後変化の可能性
    (図・表)民生小型LiB 形状タイプ別 出荷推移(電池容量)
    (図・表)民生小型LiB 形状タイプ別 出荷推移(セル数)
    (図・表)民生小型LiB 形状タイプ別 出荷推移(出荷金額:ドル)
3. 民生小型LiBメーカーシェア推移
  トップ3は中韓LiBメーカーで顔ぶれ変わらず
    (表)民生小型LiB メーカーシェア推移(電池容量)
    (表)民生小型LiB メーカーシェア推移(セル数)
    (表)民生小型LiB メーカーシェア推移(出荷金額:ドル)

第2章 車載用LiB市場の現状と将来展望

1. 車載用LiB市場動向
  車載用LiB市場、2023年(見込)は前年比120%台で推移、成長率に鈍化傾向
    (図・表)車載用電池(Ni-MH・LiB)市場規模推移
    (Conservative:市場予測 容量ベース:CY2018~CY2025、CY2030)
    (図・表)車載用電池(Ni-MH・LiB)市場規模推移
    (Conservative:市場予測 金額ベース:CY2018~CY2025、CY2030)
2. 電池形状別車載用LiB市場動向
  円筒形はTeslaに加え、BMWが新たに採用の方針
  角形、ラミネート形はLiBメーカーと自動車OEMとの合弁で生産拡大の向き
    (表)市場ベース予測:世界車載用LiB形状別(円筒形・角形・ラミネート形)
    市場規模推移(容量:CY2018~CY2025、CY2030)
    (図)市場ベース予測:世界車載用LiB形状別市場規模推移
    (容量:CY2018~CY2025、CY2030)
3. 車載用LiB市場メーカーシェア動向
  BYDがシェア2位へ上昇見込み
  Top1、2は中国LiBメーカーに
    (表)世界車載用LiB市場メーカーシェア推移(CY2020~CY2023見込)
    (図)世界車載用LiB市場メーカーシェア(CY2023見込)

第3章 リチウムイオン電池セパレーター市場の現状と将来展望

2023年、セパレーター市場は200億㎡超え
  1. LiB用セパレーター市場全体市場動向
    (表)LiBセパレーター 世界市場規模推移(2019年~2025年、2030予測)
    (図)LiBセパレーター 世界市場規模推移
    (数量2019年~2025年予測、2030年予測)
    (図)LiBセパレーター 世界市場規模推移
    (金額2019年~2025年予測、2030年予測)
  2. セルサイズ別(民生小型セル、中大型セル)LiB用セパレーター動向
    車載用・ESS用セル向けは2025年で構成比9割を予測
    (図・表)LiB セパレーター セルサイズ別(民生小型/中大型:車載、ESS)
    世界市場規模推移(数量:2019年実績~2025年予測、2030年予測)
    (図・表)LiB セパレーター セルサイズ別(民生小型/中大型:車載、ESS)
    世界市場規模推移(金額:2019年実績~2025年予測、2030年予測)
  3. LiB用セパレーター製品動向
    (民生小型セル、中大型セル/コーティング、コーティングレス)
    (表)LiB用セパレーターの「湿式」、「乾式」について
    中国を中心に民生小型LiB、車載用LiB共に
    ベースフィルムの薄膜化が徐々に進む
    (表)セパレーター需要分野別 トレンド(2023年)
    中国では乾式10μm品の量産計画の動きも
    接着性ニーズが付加価値、差別化要因として拡大傾向
    (表)参考資料:民生小型セル・中大型セル向け コーティングセパレーター構成例一覧
    (表)参考資料:世界主要セパレーターメーカー 製品ラインナップ状況一覧(2023年)
  4. タイプ別(民生小型/中大型セル、コーティング/コーティングレス)
    LiB用セパレーター市場規模推移
    車載用セルでコーティング比率上昇の向き
    (表)LiBセパレーター 民生小型・中大型(車載・ESS)別 コーティング比率
    世界市場規模推移(数量:2019年~2025年予測、2030年予測)
  5. セパレーター 市場価格動向
    2022年の横ばい~微増から、2023年は再び下落トレンド
    (表)LiB用 セパレーター(民生小型、中大型セル向け) 参考販売価格帯推移
    (2019~2023年)
  6. LiB用セパレーター市場 メーカーシェア推移
    2023年、Top3は中国セパレーターメーカー
    (表)LiB セパレーター世界市場規模 原反ベース メーカーシェア推移
    (数量:2019年~2023年見込)
    (表)LiB セパレーター世界市場規模 メーカーシェア推移
    (金額:2019年~2023年見込)
    (表)参考資料:民生小型LiBセルメーカー/セパレーターメーカー
    サプライチェーン一覧(2023)
    (表)参考資料:中大型LiBセルメーカー/セパレーターメーカー
    サプライチェーン一覧(2023)
  7. 国別LiB用セパレーターシェア推移
    中国の構成比は2022年で8割超え、2023年は9割に近づく
    (図・表)LiBセパレーター世界市場規模 国別シェア推移
    (数量:2019年~2023年見込)
    (図・表)LiBセパレーター世界市場規模 国別シェア推移
    (金額:2019年~2023年見込)
  8. LiB用セパレーター主要メーカー生産能力推移
    2023年、世界セパレーター生産能力計は推定約300億㎡/年
    (表)主要セパレーターメーカー 生産拠点・年間生産能力推移 一覧①
    (表)主要セパレーターメーカー 生産拠点・年間生産能力推移 一覧②

第4章 セパレーターメーカーの動向と戦略

上海恩捷新材料科技股份有限公司(Shanghai Energy New Materials Technology Co., Ltd.)
  湿式軸のトップポジションを引き続きキープ
  1. 出荷動向
  2023年出荷は50億㎡超え、コーティングセパ比率上昇
  (表)上海恩捷 セパレーター出荷数量推移
  (表)上海恩捷 セパレーター出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  ハンガリー拠点は2023年より稼働開始
  北米はコーティングラインからの立ち上げを検討
  (表)上海恩捷 セパレーター 生産拠点・生産能力推移
  (表)上海恩捷 グループ傘下 セパレーター 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/製品動向
  (表)上海恩捷 湿式セパレーター ラインナップ
 
深圳市星源材質科技股份有限公司(Shenzhen Senior Technology Material Co., Ltd.)
  湿式、乾式、両輪展開で成長を維持
  1. 出荷動向
  2023年出荷数量は2021年比2倍の規模へ
  (表)星源材質 セパレーター出荷数量推移
  (表)星源材質 セパレーター出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  南通拠点にて湿式、乾式を共に増強
  2025年には欧州、マレーシア拠点の立ち上げを計画
  (表)星源材質 セパレーター 生産拠点・生産能力推移
  コーティング拠点も拡大傾向、米国では2024年の立ち上げを予定
  (表)星源材質 コーティング 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/製品動向
 
旭化成株式会社
  市況変化への対応に向け、新体制への転換を図る
  1. 出荷動向
  2022年以降、アプリケーション市場の変動、
  サプライチェーン競争激化等の影響を大きく受ける
  (表)旭化成 「ハイポアTM」 セパレーター 出荷数推移量/出荷金額推移
  (表)Polypore 「Celgard®」 セパレーター 出荷数量推移/出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  コーティングラインの増強を日韓中で今後計画
  (表)旭化成「ハイポアTM」、Polypore「Celgard®」
  セパレーター 生産拠点/生産能力推移
 
SK ie Technology Co., Ltd
  車載用LiB向けを軸に、今後の需要動向を踏まえた世界戦略を推進
  1. 出荷動向
  2023年は前年を上回る出荷数量で推移
  (表)SKIET セパレーター出荷数量推移
  (表)SKIET セパレーター出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  韓国、中国、欧州の3エリアで生産体制を構築
  北米は候補地選定を含め多角的検討を推進
  (表)SKIET セパレーター 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/製品動向
  (表)SKIET セパレーター製品ラインアップ
 
W-SCOPE株式会社
  コスト面を含め、地産地消ニーズに対応し得る体制構築を推進
  1. 出荷動向
  SamsungSDIと2023~2027年供給のMOUを更新
  (表)W-SCOPE セパレーター出荷数量推移
  (表)W-SCOPE セパレーター出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  欧州拠点の稼働を含め、2025~2026年では合計20数億㎡/年体制を予定
  価格競争力を生み出す生産改革を既存拠点~新規拠点へ展開
  (表)W-SCOPE セパレーター 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/製品動向
  (表)W-SCOPE セパレーター製品ラインアップ
 
東レ株式会社
  バッテリー部材における提案領域の拡大、高付加価値の追求を推進
  1. 出荷動向
  2023年は前年比横ばい推移見込み、車載用セル向け比率は8割まで上昇
  (表)東レ セパレーター 出荷数量推移
  (表)東レ セパレーター 出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  ハンガリー拠点:LTHSが2023年に完工
  (表)東レ セパレーター 生産拠点/生産能力推移
  3. 研究開発動向/製品動向
  金属Liとの組み合わせを想定した無孔アラミドセパ、
  高容量化・安全性向上に寄与するフィルム集電箔を新たに開発
  (表)東レ SETELATM製品ラインナップ(開発品含む)
 
住友化学株式会社
  競争力強化に向け、独自技術の更なる進化を追求
  1. 出荷動向
  2023年はOEM側のサプライチェーン変動等に影響を受ける
  車載向け以外ではパワー系セル需要に対応
  (表)住友化学 セパレーター出荷数量推移
  (表)住友化学 セパレーター出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  速度向上を実現したコーティングラインを2023年より稼働
  (表)住友化学 セパレーター 生産拠点/生産能力推移
  3. 研究開発動向/製品動向
  LiBセルの高容量化に寄与するサブμコート技術を開発
 
宇部マクセル株式会社
  日系車載用LiB向けを主軸に手堅い成長を維持
  1. 出荷動向
  車載用セル向け比率は2023年で9割以上に
  (表)宇部マクセル セパレーター 出荷数量推移
  (表)宇部マクセル セパレーター 出荷金額推移
  2. 生産拠点/生産能力動向
  2026年を目途に能力増強を計画
  (表)宇部マクセル セパレーター 生産拠点
  3. 研究開発動向/製品動向
  (表)宇部マクセル セパレーター 製品ラインアップ

関連リンク

購入商品の価格を選択し「購入のお申込み」をクリックしてください。

商品形態
商品種類
ご利用範囲
価格(税込)
下段:本体価格
書 籍
A4 / 103頁
セット
PDF書籍
PDFプレミアム(法人グループ内共同利用版)
         お問い合わせください

※セット価格は、同一購入者の方が書籍とPDFの両方を同時にご購入いただく場合の特別価格です。

  • マーケットレポートの販売規約はこちら
  • マーケットレポート購入についてのFAQはこちら
書籍のみをご注文される方は、FAXまたはメールにてご注文頂けます。
申込書はこちら
購入商品の提供・発送のタイミングについてはこちら

このレポートの関連情報やさらに詳しい情報についての調査を検討したい

矢野経済研究所では、
個別のクライアント様からの調査も承っております

マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。