2024年版 産直ビジネスの市場実態と将来展望 ~DtoCの活性化、未利用資源の商品化等で拡大する農産物流通・販売の新潮流~
かつては、農産品の流通は卸売市場を経由するのが一般的であった。商店街には八百屋が多数あり、その多くは卸売市場の主要な顧客であった。しかし、消費のワンストップ化の進展によりスーパーが消費者の生鮮野菜の主要な購入先となったことで、そうした八百屋の様な一般小売店は減少している。総務省が5年おきに実施している全国家計構造調査(旧:全国消費実態調査)によると、確認できる直近の2019年、野菜の購入先割合では、スーパーが最も高く74.3%を占め、2位の生協(7.7%)とは66.6ポイントの差をつけている。年を経るごとにその差は拡大している。近年では、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自宅にいながら買い物ができるECサイトのニーズが高まった。さらに、SDGsに伴う食資源の有効活用の面から、規格外や産地で供給過多となった野菜等に対するエシカル消費も市場外流通の拡大に拍車を掛けている。
本資料では、拡大を続ける産直ビジネス市場の現状や有力参入企業による取組み、事業の方向性等を詳細にレポート。2030年の産直ビジネス市場を展望する。
発刊日
2025/01/下旬
体裁
A4 / 約300頁
資料コード
C66110700
PDFサイズ
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※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
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カテゴリ
調査資料詳細データ
資料ポイント
- 前回版との違い:
・2030年の産直ビジネス市場を展望
・鮮魚の産直市場を追加
・最新の注目・有力企業のケーススタディ(約30社)
(生産・販売動向、物流体制、販促戦略、事業展開上の課題点、今後の事業戦略ほか)
リサーチ内容
2024年11月21日更新
※掲載予定内容、発刊予定日等に一部変更が生じる場合がございます。
■掲載予定内容
第1章 市場外流通の概況(総論)
1.市場外流通の拡大と背景
2.エシカル消費意識の高まり
3.市場外流通の拡大がもたらすサプライチェーンの変化
(1)生産者とのリレーションシップの強化
(2)改正卸売市場法のインパクト
(3)Eコマースの伸長に伴う物流の効率化
(4)産直農産品の小売チャネルの多様化
4.農産品取引のDX化動向
(1)販売支援ソリューション(産直テック)
(2)事業者間連携ソリューション
5.産直農産品の需要動向
(1)生産ビジネス
(2)流通ビジネス
(3)販売ビジネス
6.産直農産品の市場規模
(1)産直農産品の市場規模推移(2019~2023年)
(2)産直農産品の末端チャネル別市場構成比(2023年)
7.コロナウイルスの感染拡大による影響
8.産直農産品の市場規模予測(2024~2030年)
第2章 産直農産品の生産者動向
1.自社・契約型農場ビジネス
(1)自社・契約型農場ビジネスの現状
(2)大口需要家による業務用原料調達の注目ビジネスモデル
(3)自社・契約型農場ビジネスの課題
(4)自社・契約型農場ビジネスの市場展望
2.CSA(地域支援型農業)
(1)CSAの現状
(2)参入企業の注目ビジネスモデル
(3)CSAの課題
(4)海外におけるCSA市場の動向
(5)日本におけるCSA市場の展望
第3章 市場外流通に取組む流通業者動向
1.オーガニック農産品流通
(1)市場規模推移(2019~2023年)
(2)生産・流通の現状
(3)参入企業の注目ビジネスモデル
(4)オーガニック農産品の課題
(5)オーガニック農産品流通の市場展望
(6)オーガニック農産品の市場規模予測(2024~2030年)
(7)海外におけるオーガニック農産品市場
2.農産品の市場外流通ビジネス
(1)市場外流通業者の現状
(2)参入企業の注目ビジネスモデル
(3)市場外流通ビジネスの課題
(4)市場外流通ビジネスの展望
第4章 産直農産品における販売ビジネス動向
1.農産品直売所(インショップ・路面店)
(1)直売所(インショップ・路面店)の現状
(2)参入企業の注目ビジネスモデル
(3)直売所(インショップ・路面店)の課題
(4)直売所(インショップ・路面店)の展望
2.農産品直売所(道の駅)
(1)直売所(道の駅)の現状
(2)参入企業の注目ビジネスモデル
(3)直売所(道の駅)の課題
(4)直売所(道の駅)の展望
3.フードロス(規格外野菜)関連ビジネス
(1)フードロス関連ビジネスの現状
(2)参入企業の注目ビジネスモデル
(3)フードロス関連ビジネスの課題
(4)フードロス関連ビジネスの展望
4.体験型農業テーマパーク
(1)体験型農業テーマパークビジネスの現状
(2)参入企業の注目ビジネスモデル
(3)体験型農業テーマパークの課題
(4)体験型農業テーマパークの市場展望
第5章 産直プラットフォームビジネスの動向
1.農産品宅配ビジネス
(1)農産品宅配ビジネスの現状
(2)参入企業の注目ビジネスモデル
(3)農産品宅配ビジネスの課題
(4)農産品宅配ビジネスの市場展望
2.需給マッチングビジネス
(1)需給マッチングビジネスの動向
(2)参入企業の注目ビジネスモデル
(3)需給マッチングビジネスの課題
(4)需給マッチングビジネスの市場展望
第6章 産直農産品ビジネスの関連データ
1.オーガニック食品・農産品に関する行政動向
(1)オーガニック(有機)食品の検査認証制度
(2)有機農産物の日本農林規格
(3)有機加工食品の日本農林規格
(4)日本における有機ほ場及び有機農産物について
(5)オーガニック農業に関する予算の概要
2.卸売市場法の改正
(1)民間企業による中央卸売市場の開設
(2)直接集荷(直荷引き)規制の廃止
(3)商物一致の廃止
(4)第三者への卸売規制の廃止
3.食品ロス削減の強化に関する行政動向
(1)食品リサイクル法の施行
(2)食品ロス削減推進法の施行
第7章 先進企業のビジネス動向(約30社)
1.生産ビジネス
アイリスオーヤマ(株)
イオンアグリ創造(株)
伊豆急ホールディングス(株)
インターファーム(株)
(農)五ふしの草
(株)HISファーマーズ
(株)NJアグリサポート
(株)果実堂
近鉄不動産(株)
(株)クボタ
(株)コロナアグリ
(株)サイゼリヤ
霜里農場
繁昌農園
(株)スギヨファーム
仙台ターミナルビル(株)
(株)中電工
つくば飯野農園
(株)日本旅行北海道
日本紙通商(株)
白鶴ファーム(株)
富永商事(株)
(株)プレナス、等
2.流通ビジネス
(株)エムスクエア・ラボ
(株)金沢大地
(株)ケーアイ・フレッシュアクセス
(株)食一
(株)誠和
(株)坂ノ途中
(株)スマイルファーム
(株)TANABE FARM
(株)ハルカインターナショナル
(株)久松農園
(株)ビビッドガーデン
(株)フーディソン
(株)マルタ、等
3.販売ビジネス
(株)アグリメディア
エクネス(株)
オイシックス・ラ・大地(株)
カゴメ(株)
(株)コークッキング
(株)丹後王国ブルワリー
東都生活協同組合
(株)農業総合研究所
パルシステム生活協同組合連合会
八面六臂(株)
(株)Heart Full
(株)Mong Teng
YACYBER(株)、等
4.産直プラットフォームビジネス
(株)雨風太陽
オイシックス・ラ・大地(株)
(株)ビオ・マーケット
5.関連サービス
(株)kikitori
一般社団法人日本ジビエ振興協会
(株)huntech、等
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