2024年版 臨床検査市場の展望

本調査レポートは、国内の主要臨床検査薬・機器企業35社の事業を、臨床検査薬/検査機器、国内/海外に分け分析した。32社については事業内容、業績等を詳細にふれ豊富な企業事例となっている。提携・M&A関係、分析装置の新製品動向、伸長検査項目などに関しても独自視点で掲載している。本業界は予防医療分野の根幹にありヘルスケア産業の重要な立ち位置にあると認識される。また2020年~2022年には新型コロナウイルス関連検査薬・機器需要が急速に拡大、検査の価値を含めビジネス構造のあり方に注目が集まっている。

発刊日
2024/10/31
体裁
A4 / 397頁
資料コード
C66115800
PDFサイズ
6.1MB
PDFの基本仕様
Adobe Reader 7.0以上/印刷不可・編集・加工不可/検索・テキスト・図(グラフ)の抽出等可/しおり機能無し 詳細はこちら
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
カテゴリ

購入商品の価格を選択し「購入のお申込み」をクリックしてください。

商品形態
商品種類
ご利用範囲
価格(税込)
下段:本体価格
書 籍
A4 / 397頁
セット
PDF書籍
PDFプレミアム(法人グループ内共同利用版)
         お問い合わせください

※セット価格は、同一購入者の方が書籍とPDFの両方を同時にご購入いただく場合の特別価格です。

  • マーケットレポートの販売規約はこちら
  • マーケットレポート購入についてのFAQはこちら
書籍のみをご注文される方は、FAXまたはメールにてご注文頂けます。
申込書はこちら
購入商品の提供・発送のタイミングについてはこちら

(準備中)の「内容見本をダウンロード」は、資料発刊後のご提供になります。
オンライン試読サービスとは 詳細はこちら

調査資料詳細データ

調査概要
Close

調査目的
・ 臨床検査は、疾病予防、疾病臨床診断、治療効果判定などの様々な分野で行われる。検査検体は血液、尿、便、鼻咽頭拭い液、その他各種体液などがある。
・ 臨床検査に用いられる検査薬・機器の市場、主要参入企業動向などを調査し本業界の現状、将来性などを明らかにすることを目的とする。
・ 調査では、企業別の事業規模把握、主要製品・新製品動向、他社との提携動向、事業戦略などに重点をおいている。
調査対象
・ 臨床検査薬および臨床検査機器
・ 対象エリアは日本であるが、日本企業が展開する当該海外事業規模等も含む
調査対象企業数
・ 国内の臨床検査薬・機器主要企業 35 社
・ うち個別表掲載は 32 社、3 社は集計のみ
調査方法
・ 弊社研究員による直接取材、オンライン取材
・ 文献調査、その他データ収集
調査期間:2024年8月~2024年10月

資料ポイント
Close

  • 国内約35社をピックアップ。臨薬、機器、国内、海外向に分け規模分析
  • 約35社事業規模ランキング。POCT有力企業等にも言及
  • 主要32社の最新業績、事業概要、事業戦略などを掲載
  • 分析装置の新製品動向、伸長検査項目など弊社視点で表現
  • 業界環境を揺るがすM&A、アライアンス等相次ぐ
  • 外資系企業等が主導する検査室ソリューションビジネスの影響力
  • 前回版との違い
    ・新型コロナウイルス関連検査の持続性および収束面に言及
    ・2024年度診療報酬改定による動向

リサーチ内容

調査結果のポイント

第1章 臨床検査市場の展望

1 35社の2023年度、臨床検査薬・機器事業の合計は14,493億円。
2 大手企業を主体にした業界再編が進展
  (1)国内企業での近年注目されるM&A
  (2)グローバル企業による業界再編の機運も高まる
3 臨床検査市場の概況
  (1)2024年度は、新型コロナウイルス関連検査は一定の需要をキープ
  (2)国内主要臨床検査メーカーにおける分野別事業規模
  (3)臨床検査薬・機器市場の構造と検査センターの役割
  (4)流通面からみた検査薬市場
  (5)コロナ禍でも堅調な血液培養検体
  (6)遺伝子POCTの製品需要が活発化
  (7)セルフメディケーションを観点としたOTC検査や自己採血の現状
  (8)臨床検査市場の展望
    ①認知症診断等における血液検査のあり方も焦点
    ②検査室運用を一元管理するプラットフォームビジネスの展開

第2章 注目臨床検査市場・分野等に関する展望

1 生化学・免疫検査分野の事業トレンド
  (1)コロナ禍の影響を乗り越え、生化学検査は微増傾向
    ①HbA1cのPOCT需要が高まるも「生活習慣病管理料」の改定はマイナス要因か
    ②外資系は免疫・生化学の一体展開が基本戦略に
  (2)国内臨床検査薬で大きな割合を占める免疫検査
    ①感染症、ホルモン、腫瘍分野など免疫検査市場の捉え方が重要
    ②新型コロナと同時多発的に見られた複数の感染症
    ③新型コロナ迅速抗原検査キットは継続して注目、各種コンボキットの必要性が高まる
    ④新型コロナウイルス抗原定量検査は医療機関内等の実運用に価値
2 がん検診拡充に伴う事業トレンド
  (1)5大がんの検診受診率推移
  (2)子宮頸がん予防観点でHPV検査の意義が高まる
  (3)胃がん検診では、ペプシノゲン検査は堅調に推移
  (4)血液や尿検体でのスクリーニング分野における活用が期待
3 遺伝子検査拡充に伴う事業トレンド
  (1)感染症系は複数項目の同時検出がポイント
    ①新型コロナウイルス関連検査実施数の動向
    ②感染症関連の遺伝子検査薬企業の動向
    ③感染症遺伝子検査でのマルチプレックス化が進む
  (2)非感染症系の遺伝子検査
    ①がん治療の主流は分子標的薬、効果判定のための遺伝子検査が普及拡大
    ②新出生前診断(NIPT)の検査体制は拡充
    ③個人向け遺伝子検査ビジネス(DTC遺伝子検査)の広がり
  (3)ゲノム医療の社会実装が着実に進展
    ①肺がん領域で活用の広がるマルチプレックス検査
    ②がんパネル検査の隆盛によるゲノム医療の社会実装
    ③リキッドバイオプシー領域の開発も進む
4 臨床検査関連装置の新製品動向から見る事業トレンド
  (1)非コロナ分野での伸長注目はドロップスクリーン
5 規模、成長性を背景に注目される検査項目
  (1)実績ではSARS-CoV-2一色、NT-proBNP等は主要項目として定着

第3章 主要臨床検査薬・機器企業の実態と展望

アークレイ(株)
アボット ジャパン合同会社
アルフレッサ ファーマ(株)
(株)医学生物学研究所
(株)エイアンドティー
栄研化学(株)
H.U.グループホールディングス(株)
オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス(株)
(株)カイノス
キヤノンメディカルシステムズ(株)
極東製薬工業(株)
サーモフィッシャーダイアグノスティックス(株)
シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(株)
シスメックス(株)
(株)シノテスト
島津ダイアグノスティクス(株)
積水メディカル(株)
デンカ(株)
東ソー(株)
ニットーボーメディカル(株)
日本光電工業(株)
日本電子(株)
日本ベクトン・ディッキンソン(株)
(株)日立ハイテク
PHCホールディングス(株)
富士フイルムメディカル(株)
富士フイルム和光純薬(株)
ベックマン・コールター(株)
(株)堀場製作所
(株)ミズホメディー
ミナリスメディカル(株)
ロシュ・ダイアグノスティックス(株)

第4章 関連分析資料

図表 4-1 1千万点以上の検体検査項目(2023年6月審査分)
図表 4-2 「社会医療診療行為別統計」を用いた検体検査回数比較(2022/2023年度)
図表 4-3 体外診断薬の主な新承認品目一覧【2015年1月~2024年10月】

図表目次

図表 1-1 主要35社、2023年度 臨床検査薬・機器事業売上一覧表
図表 1-2 主要35社における主な検査分野、主力品
図表 1-3 主要35社における成長・注力分野、他
図表 1-4 主要臨床検査薬・機器企業の同分野国内売上高・伸長率状況
図表 1-5 臨床検査薬業界における近年の主なアライアンス動向(2009年~2024年)
図表 1-6 国内臨床検査市場のPEST分析
図表 1-7 臨床検査薬・機器事業規模推移と予測(2021年度~2024年度)
図表 1-8 検査分野と主要企業参入領域および当該事業規模の関係
図表 1-9 臨床検査分野における100億円規模の注目ドメインと主な参入企業
図表 1-10 日本臨床検査薬協会会員の体外診断薬売上金額推移(2013~2023年度)
図表 1-11 体外診断薬の項目別売上の推移(2020~2023年度)
図表 1-12 医療機関と臨床検査センターの勢力関係
図表 1-13 大手医薬品卸における診断薬・試薬の卸売高推移(2015~2023年度)
図表 1-14 血液培養検査後の微生物同定・感受性検査の主な流れ
図表 1-15 主なPOCT有力企業ランキング(2023年度)
図表 1-16 地域別の主要臨床検査薬卸
図表 1-17 2023年度 臨床検査薬・機器事業売上ランキング
 
図表 2-1 HbA1cの測定タイプと関連参入企業
図表 2-2 新型コロナウイルス関連検査の保険点数の変化
図表 2-3 インフルエンザ、COVID-19迅速抗原検査キット市場規模(2019~2023年度)
図表 2-4 ウイルス感染症分野の主なイムノクロマト法検査製品一覧
図表 2-5 非ウイルス感染症分野の主なイムノクロマト法検査製品一覧
図表 2-6 その他分野 主なイムノクロマト法検査製品一覧
図表 2-7 40~69 歳におけるがん検診受診率の推移(上:男性、下:女性)
図表 2-8 遺伝子検査の定義・分類、主な用途など
図表 2-9 施設別の新型コロナウイルスPCR 検査実施件数の推移
図表 2-10 検査機関別の月別PCR 検査実施割合の推移
図表 2-11 新型コロナウイルス関連の主な承認検査試薬
図表 2-12 NIPTに関する認証医療機関(基幹施設・連携施設)数の推移
図表 2-13 主な臨床検査薬・機器企業における遺伝子検査分野の主要製品、概要
図表 2-14 注目すべき予防検査、遺伝子検査等を手掛ける主な企業
図表 2-15 主な臨床検査装置製造企業、装置販売企業、対象製品など
図表 2-16 近年発売された臨床検査装置関連のトレンド
図表 2-17 主な検体検査項目の点数レンジと成長性の関係性
図表 2-18 特定企業による展開、成長性等を背景に注目される検査項目
図表 2-19 2011年~2024年に発売された主な臨床検査関連の装置
 
図表 4-1 1千万点以上の検体検査項目(2023年6月審査分)
図表 4-2 「社会医療診療行為別統計」を用いた検体検査回数比較(2022/2023年度)
図表 4-3 体外診断薬の主な新承認品目一覧【2015年1月~2024年10月】

購入商品の価格を選択し「購入のお申込み」をクリックしてください。

商品形態
商品種類
ご利用範囲
価格(税込)
下段:本体価格
書 籍
A4 / 397頁
セット
PDF書籍
PDFプレミアム(法人グループ内共同利用版)
         お問い合わせください

※セット価格は、同一購入者の方が書籍とPDFの両方を同時にご購入いただく場合の特別価格です。

  • マーケットレポートの販売規約はこちら
  • マーケットレポート購入についてのFAQはこちら
書籍のみをご注文される方は、FAXまたはメールにてご注文頂けます。
申込書はこちら
購入商品の提供・発送のタイミングについてはこちら

このレポートの関連情報やさらに詳しい情報についての調査を検討したい

矢野経済研究所では、
個別のクライアント様からの調査も承っております

マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。