2025年版 注目される東南アジア4か国(ベトナム、タイ、インドネシア、フィリピン)における食品関連産業と消費動向の最新トレンド
企業成長に向けて海外進出企業が増加、注目の東南アジア4か国の食品市場を調査。
農林水産省は、2024年の農産物輸出額が1.5兆円となり、日本食人気を背景に過去最高を更新したと発表した。日本の国内市場は少子高齢化、人口減少が続く中、食品関連企業各社は次の成長を求めて海外市場への進出を検討する企業が増えており、政府も後押ししている。
特に、東南アジアは人口増加、中間層の拡大を背景とした購買力の向上に期待する企業は多い。欧米と比べて物流を確保しやすいこと、日本と同じアジア圏で嗜好性が近いことなども、市場性を有望視する要因のひとつとなっている。
今回は、東南アジアの中でも注目度が高いタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンをターゲットとし市場調査を実施し、食品関連産業の現状をまとめた。また、ベトナムについては現地消費者調査も実施し、食のライフスタイルや日本ブランドとのタッチポイントなどを探った。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査の目的:日本は少子高齢化に伴う内需縮小で、食品関連産業の海外展開が加速している。近年は大企業だけではなく、地方の中堅・中小企業においても海外展開に取り組む動きが加速しており、農林水産省もこうした取組を後押ししている。そこで、この調査では、ASEAN の中でも特に展開先として注目度が高い、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンの4か国を対象に、現地の経済環境を整理するとともに、現地の食品製造業、食品小売業、日本の食品関連産業の進出動向などの市場調査を実施し、今後海外展開の強化を見据える中堅・中小企業の海外展開強化に貢献することを目的とした。
調査対象:ASEAN 諸国の中でも、経済成長率が高く、中間層の拡大が期待される、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンの4か国を対象とした。
調査方法:
・各国の公的統計から国家の動向、経済環境等を整理
・弊社専門研究員、パートナーによる現地調査
・インターネット消費者調査(ベトナム)
調査期間:2024年9月~2025年3月
- 東南アジアの中でも、スーパー、コンビニエンスストアなどの近代小売業が急拡大している、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンをターゲットに市場調査を実施。
- 最近、日本企業の進出が目立つベトナムについては、現地居住者の消費者調査も実施した。
- 現地小売業、食品メーカーなど現地情報も多数盛り込み、今後の展開を検討するための1冊に仕上げた。
- ベトナムで実施した消費者調査結果の属性別クロス集計表とグラフ
■集計軸
・性別
・年代(20/30/40/50代以上)
・地域(都市部/郊外)
・年代×地域
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