2010~2011年版 機能別ME機器市場の中期予測とメーカーシェア(診断機器編)
製品カテゴリーにより二極化がすすむ機能別ME機器のうち、本調査レポートでは、診断機器37項目(47製品)の2009・2010年度市場規模(台数・金額)分析とメーカーシェア、2011年度~2015年度の台数・金額ベースの市場予測とその要因を分析いたしました。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:国内メーカー及び輸入製品の製造販売業、販売元
調査方法:面接取材、TEL取材、アンケート取材併用
調査期間:2010年10月~2011年5月
■本資料のポイント
- 診断機器37項目(69分類)の2009/2010年度市場規模(台数・金額)分析とメーカーシェア
- 2011~2015年度の台数・金額ベースの市場予測とその要因分析
- 企業統合、部位別/製品別アライアンス、機能アップ戦略により、マーケットシェアの変貌と今後の予測
- 一般診療所、健診センターのデジタル化の加速も、タイプ別市場成長力の二極化と企業シェアの変化
- 有力企業における売上分析と製品別、品目別動向の徹底分析と新製品開発動向
- 画像診断機器・周辺装置、生体計測・患者監視、内視鏡関連、機能検査分類別市場成長率予測
■本資料の概要
PartⅠ 医療機器市場の動向と有力企業分析
PartⅡ 37項目(47製品、69分類)診断機器市場規模推移とメーカーシェア
PartⅢ 参入企業分析
■掲載内容
PartⅠ 医療機器市場の動向と有力企業分析
医療機器(診断機器)の市場動向
診断機器の市場環境
2010年度は診断機器主要製品アップ実績も、2011~2012年度は東日本大震災の影響で、
補正予算のカットと買い控えで厳しい市場環境の可能性
調査品目における国内市場規模推移
43製品(63分類)の2009年度は0.6ポイントダウンの2,943億円、
2010年度は主要製品の市場拡大で7.2ポイントアップの3,154億円、
2011~2012年度は東日本大震災により、2,900億円前後の可能性
画像診断機器の推移
JIRA統計:JIRA統計:2009年度主要画像診断装置国内販売は10.0ポイントアップの3,461億円、
2009年(1~12期)も主要製品はアップ実績
有力企業の動向
東芝メディカルシステムズ
2010/3期2,600億64百万円、輸出割合は65%強まで高まる
GEヘルスケア・ジャパン
2009/12期 総売上高1,190億円強、2010年度は1,250億円弱(推定)、X線CTが台数ベース大幅増
シーメンス・ジャパン
2010/9期 補正予算の確保と合併で703億円弱
日立メディコ
2011/3期 日立アロカメディカル(旧:アロカ)の第4四半期を含め連結ベースで1,229.3億円
フィリップスエレクトロニクスジャパン
2010年度MRIシェアアップ、超音波診断装置とモニタは安定推移
日立アロカメディカル(旧 アロカ)
主力の超音波診断装置は堅調な推移の中、日立メディコの完全子会社になるとともに、超音波部門を統合
島津製作所
2010/3期 医用機器事業部の連結売上は505億円、2011/3期495億円
オリンパス/オリンパスメディカルシステムズ
2010/3期 医療部門は連結ベースで前年比8.6ポイントダウンの3,507億16百万円、2010年度は3,650億円見込み
フクダ電子
2010/3期 単独ベースの売上高544億円、連結では881億円、2011/3期連結ベースで900億円強
日本光電工業
2010/3期 単独で0.2ポイントダウンの692億円弱、連結は1,070億円強、2010年度1,133億円
PartⅡ 37項目(47製品、69分類)診断機器市場規模推移とメーカーシェア
§1 心電計
市場概要
市場規模:2009年度はマイナス実績の102億42百万円、2010年度も微減の101億12百万円
製品タイプ別市場:ホルター心電計も厳しい市場環境が続く
企業別動向:上位2社2010年度シェアアップ、新規参入企業の実績は二極化
植込型心電図データレコーダ:MedtronicとSt.Jude Medical製品で市場形成
携帯型(電話伝送型含む)心電計市場
医科向け携帯型(電話伝送型含む)市場動向:撤退と新規参入・新製品上市がある中、
2010年度は1,200台弱の市場形成
家庭用携帯型心電計市場動向:2010年度1.9万台弱
参考資料:ECG電極
市場概要
市場動向:2010年度販売額ベースでは、前年比0.5ポイントダウンの67億10百万円
§2 生体情報モニタ
市場概要
市場規模:2009年度は微増の251億円、2010年度は279億円市場に
企業別動向:2010年度上位企業アップ実績
Sudden Infant Death Syndrome 乳幼児突然死症候群 SIDSモニタ
市場動向:2010年度レンタルを含め年間5,000台強の市場推移
脳波計モニタ、脳深部モニタ、鎮静レベルモニタ
市場動向:日本光電低価格の「ViewA-300」加え、年間200~230台の推移
§3 ポリグラフシステム
市場概要
ポリグラフ市場:心カテ市場
市場動向:臨床用2009年度221台、2010年度216台、日本光電の高シェア続く
EP電気生理・EPS(Ablation)市場
市場動向:2009年度103システム、2010年度143システム、J&J「CARTO 3システム」、
セント・ジュード・メディカルは「エンサイトシステム3000S」上市の中、製品別流通の変更相次ぐ
§4 EEG(脳波計システム)・EMG(筋電、脳誘発電位検査装置システム)
市場概要
脳波計
市場動向:2009年度はマイナス実績も、2010年度は診療報酬のアップもあり450台弱の市場
筋電・誘発電位検査装置
市場動向:2009年度365台、2010年度380台
新生児聴覚障害検査(スクリーニング)装置:2009年度330台、2010年度357台、
リオンOAEスクリーナー「ER-60」上市等でアップ実績
終夜睡眠時ポリグラフィー検査装置 (スリープアプニア市場:Sleep Apnea Syndrome~SAS)
市場概要
市場動向:2009~2010年度は簡易型1,000台、診断用ポリグラフィーでは90台前後
§5 医用サーモグラフィ装置
市場概要
市場動向:2009年度~2010年度25~30台弱の市場形成
§6 内視鏡
市場概要
市場規模:2009年度は経済環境の影響でマイナス実績の350億円弱、2010年度は367億円強
企業別動向:No1シェアのオリンパスは国内内視鏡は、2009年度409億円、2010年度454億円見込み
カプセル内視鏡の市場動向:2009年度12,000ケ、2010年度13,400ケ
内視鏡の開発動向
超音波内視鏡検査(Endoscopic Ultrasonography/EUS):新製品相次ぐ
内視鏡洗浄消毒装置市場動向:2009年度2,142台、2010年度2,360台弱、
新製品・システムが上市される中、富士フイルムメディカル参入
§7 ハンディタイプ内視鏡
市場動向:2009~2010年度870~950本前後で推移
§8 極細径内視鏡・細径内視鏡システム
市場動向:2009年度ファイバーは1,685本市場、2010年度1,500本
§9 超音波画像診断装置
市場概要
市場規模:2010年度 後発企業の大幅増もあり、台数ベースでは12,600台、販売額は459億円
企業別動向:東芝No1シェアの中、GEヘルスケア・ジャパンと日立アロカメディカル(旧:アロカ)が
台数ベースでアップ推移、アロカと日立メディコの超音波部門統合で上位企業の競争力変化、
フィルムメーカーは大幅増見込み
§10 超音波イメージングシステム・アイバス 市場概要
市場規模:装置は年間50~40台、カテーテル:プローブは2009年度19.3万本、2010年度は20.3万本
企業別動向:ボルケーノ、テルモも新製品上市でシェアアップ
血管内光断層撮影用カテーテル:2010年度7,000本
§11 医用X線CT装置 市場概要
市場規模:2009年度1,306台、2010年度は補正予算分の納入を含め1,484台の市場
企業別動向:High end製品の競争激化の中、GEへルスケアは各クラスでアップ実績
§12 磁気共鳴(画像)診断装置 市場概要
市場規模:2009年度は微増の473台、2010年度500台突破の市場、3.0Tは82台市場に
企業別動向:外資系3社1.5T以上でシェアアップ、2011年度各社新製品相次ぐ
§13 血管撮影X線装置/循環器X線撮影装置
市場概要
市場動向:2009~2010年度補正予算により、280~300台強の市場形成、
東芝メディカル、シーメンス、フィリップスが高シェア
§14 外科用X線テレビ装置/回診用(移動型)X線装置
回診用X線装置
市場概要
市場動向:2009年度544台、2010年度580台、島津製作所FPD搭載を含めアップ実績
外科用X線装置
市場概要
市場動向:2009年度417台、2010年度466台とアップ実績、
シーメンス・ジャパン、島津製作所、GEへルスケア大幅増、FPD搭載タイプの新製品相次ぐ
§15 診断用核医学装置
市場概要
SPECT:SPECT/CT
市場動向:2009年度は96台(システム)、2010年度91台(システム)、
シーメンス・ジャパン高シェアの中、フィリップス:日立メディコがアップ実績
PET:PET-CT
市場動向:2009年は25台、2010年度31台の市場形成
§16 脳磁計
市場概要
市場動向:補正予算により、2009年5台、2010年は2台、2011年では1台の市場
§17 骨塩定量測定装置・骨密度測定装置
市場概要
市場規模:2010年度1,650台弱、DXAは50%に迫る802台市場に
企業別動向:上位2社の日立アロカメディカル、GEヘルスケア・ジャパンはDXAタイプ大幅増続く
§18 イメージャー/プリンター(サーマルタイプネットワーク対応含む)
市場概要
市場規模:2009年度は前年比693台減の1,449台、2010年度249台減の1,200台、
一般診療所向けディスクトップタイプも850台弱
企業別動向:上位3社で2010年度1,150台、国内市場縮小の中、
Word Wide戦略から富士フイルムとケアストリームは新製品上市
接続状況:診療報酬改定で「画像を電子化して管理及び保存した場合」の加算で、CR接続も2010年度は833台に
§19 自動現像機
市場概要
市場動向:2010年度トータル610台、卓上型も500台弱まで縮小
§20 サーマルビデオプリンター・サーマルイメージングシステム
市場概要
市場動向:2010年度10,200台、5年間で11,000台以上の減少
モダリティー別接続状況:2010年度は内視鏡装着で2,000台、超音波診断装置で6,800台
§21 ディライトシステム(明室化機器)
市場概要
市場動向:2010年度より国内市場はなくなる
§22 フィルムチェンジャー(血管造影用高速フィルムチェンジャー)
(表)血管造影用高速フィルムチェンジャー発売元別実績推移及び計画値
§23 チェストチェンジャー
市場概要
市場動向:2009年度19台、2010年度9台、国内は三協製品のみで市場形成
§24 CR・DR・FPD
市場概要
CR市場
市場規模:2009年度5,671台、2010年度5,810台、一般診療所で3,900台弱の市場形成
企業別動向:2010年度 富士フイルムメディカル「PRIMA」でシェアアップ
FPD、I.I-DR市場
市場動向:FPD搭載X線装置は2010年度2,000台弱、一般撮影装置で相次いで
カセット・ワイヤレスの新製品上市、X線透視撮影と血管撮影(循環器)装置等、各製品タイプは安定推移
§25 (観血式)超音波ドップラー血流速測定装置
市場概要
市場動向:FAME Study で2010年度は装置納入で200台以上、カテーテルで11,000本
§26 (連続)心拍出量装置
市場概要
市場動向:2009年度トータル台数294台、2010年度 280台、うち熱希釈タイプが250~235台
§27 パルスオキシメータ
市場概要
市場規模:2009年度はインフルエンザ対策で大幅増の8.9万台、2010年度9万台市場に
企業別動向:パシフィックメディコは各社への供給で1.8万台、日本精密測器が1.3~1.5万台、
小池メディカル、フクダ電子がフィンガー型上市で大幅増
ディスポセンサー市場:コヴィディエンジャパンとマシモジャパンで2010年度64億円に
§28 脳内酸素飽和度モニタ
市場概要
市場動向:2010年度110台の実績の中、
No.1シェアの「INVOS 5100C」は2011/4よりコヴィディエンジャパンに移管
§29 経皮血液ガス分圧測定装置 ~経皮血中ガス分圧装置~
市場概要
市場動向:2009年度262台、2010年度281台、コーケンメディカルNo1シェアの中、
ラジオメーターがアップ推移
§30 (観血的)血管内血液ガス連続・間欠モニタリングシステム
市場動向
§31 各種血流計
市場概要
市場動向:2009年度から2010年度トータル台数は、微減推移の1,250台前後、
うち超音波ドップラー血流計は2010年度975台、レーザー血流計は158台
参考資料:レーザー・ドップラー式血流画像化装置市場動向
§32 麻酔ガスモニター
市場概要
市場動向:2010年度単体では10台の市場に
§33 非観血式自動血圧計
市場概要
市場規模::2009年度で1.2万台強、2010年度1.3万台強、全自動血圧計新製品相次ぐ
企業別動向:有力企業 全自動血圧計新製品上市相次ぐ
脈波検査装置(動脈硬化検査装置)市場について
市場動向:2010年度は2,150台の市場形成
水銀血圧計
市場動向:年間3万本まで市場縮小
§34 (医科向)電子体温計
市場動向:2009年度インフルエンザ対策で60万本強、2010年度は52万本の中、テルモ新製品上市
§35 深部温体温測定装置
深部体温計、膀胱・直腸・食道温モニタ市場動向:年間市場190台にとどまる
医科向け鼓膜温(耳式)体温計市場動向:「ニプロCEサーモ」は手術室、集中治療室中心に販売
§36 ウロダイナミクス・ウロフロメーター
ウロダイナミクス
市場動向:2009年度74台、2010年度100台、女性泌尿器科の開設で市場拡大の可能性
ウロフロメータ
市場動向:2009年度は228台、2010年度301台見込み、エダップテクノメドが参入
トータル市場規模:2009年度は4.8億円強、2010年度6億87百万円
残尿測定装置の販売動向
§37 聴診器
市場概要
市場動向:2010年度23.7万本、No1シェアのスリーエムヘルスケアが2ケタの伸び
電子聴診器市場動向:年間1,000本強の中、スリーエムヘルスケア新製品で2011年度倍増計画
PartⅢ 参入企業分析
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