2015年版 機能別ME機器市場の中期予測とメーカーシェア(治療機器編)
本調査レポートでは、市場環境を加え新機能治療機器上市による競争力・マーケットシェアの変化などのプラス・マイナス成長要因から、2019年度までの市場予測を行った。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:国内メーカー、及び、輸入製品製造販売業・販売元
調査方法:面接取材とTEL取材併用
調査期間:2015年4月~2015年9月
治療機器・関連製品32項目の製品別市場実績と予測、シェア分析を行い、同市場について現状と将来展望を調査分析
PartⅠ 医療機器の市場動向と有力企業分析
PartⅡ 治療機器(関連製品含む)品目別推移
PartⅢ 参入企業分析
■掲載内容
Executive Summary
PartⅠ 医療機器の市場動向と有力企業分析
医療機器の環境要因分析と有力企業の動向
§1 治療機器の環境
2014~2015年度 消費増税の反動と、Operation Room数の伸び率鈍化で、製品実績の二極化
§2 調査品目における市場推移と予測
消費増税の反動や、手術室設置製品のマイナス実績があったものの、がん治療装置、AED、鼻CPAP等の
特定製品の市場拡大で、2014年度11.9%アップの1,782億25百万円、2015年度は1,891億57百万円見込み
調査品目分類別市場推移
調査品目における金額ベース市場規模推移
調査品目における台数・数量ベース市場規模推移
品目別マーケットリーダー(2014年度総発売元ベース)
薬事工業生産動態統計 ~金額ベース~
薬事工業生産動態統計 ~数量ベース~
§3 有力企業の動向
PartⅡ 治療機器(関連製品含む)品目別推移
§1 内視鏡下外科(腹腔鏡・胸腔鏡下外科手術)手術市場 低侵襲手術
市場概要
企業動向
内視鏡(光学視管・Scope、ビデオスコープ)市場
市場動向:2014年度3,880本、2015年度3,964本、オリンパスは「ENDOEYE FLEX」などシェア拡大続く
ビデオカメラ市場
市場動向:2014年度マイナス実績の1,503台、2015年度は4Kシステムを含め1,606台見込み
光源装置(Light Source)市場
市場動向:2014年度は前年度の反動で785台、2015年度836台見込み、上位寡占化続く
気腹器市場 (CO2吊上式)
市場動向:2014年度CO2(気腹下)タイプは541台(2015年度:595台見込み)
吊上式42台(同:42台見込み)
処置具市場(Forceps・Clamps、Scissors等)
市場概要
リユース処置具市場動向:細径とサイズバリエーションで、
2014年度24,025本、2015年度25,870本見込み(リポーザブルタイプ含む)
市場動向(ディスポーザブル処置具):
症例数増により2014年度80,850本、2015年度81,600本見込み
クリップアプライヤー市場
市場動向:2014年度18.07万ケ(本)、2015年度18.54万ケ(本)
トロカール市場(トロカール・トロカー・トロッカー・Trocar)
市場動向:ディスポタイプは2014年度で110万本弱、2015年度113万本強、
上位2社高シェアの中、八光が大幅増
参考資料:自動縫合器・自動吻合器について
脳内視鏡(脳室鏡・脳神経内視鏡)
市場概要
市場動向:2014年度20セット・340本、2015年度19セット・328本見込み
関節鏡システム
市場概要
市場動向:2014年度光学機器系で伸びが鈍化した製品もあったが、
7.5%アップの30億48百万円、2015年度4Kシステム上市もあり32億72百万円
関節鏡視下電気手術装置市場動向:症例数増加で、消耗品が2014年度6億7百万円、
2015年度6億26百万円見込み
耳鼻咽喉科用シェーバーシステム市場
椎間板ヘルニアシステム市場
エピドラスコピー(硬膜外鏡下神経剥離術)
内視鏡下外科関連市場
市場動向:Intuitive Surgical新製品「da Vinci Xi」上市の中、心臓外科への保険適用の予定、
内視鏡No1シェアのオリンパスは胸部外科用インテリジェント手術支援ロボット開発
HALS(Hand Assisted Laparoscopic Surgery):
2014年度9,500ケ、2015年度8,500ケ見込みまで市場縮小
§2 ベンチレータ
市場概要
長期ベンチレータ市場規模:新規レンタルを含めた2014年度は4,175台にとどまる中、
2015年度はインフルエンザ対策での予算執行率にもよるが、
買替需要とレンタル増加で4,700台強の見込み
長期人工呼吸器企業別動向:台数ベースではフィリップス・レスピロニクスが
新規レンタル・新機種変更を含めシェアアップの中、
ドレーゲルのMiddle end製品は東機貿が販売元に、院内搬送用の新製品相次ぐ
レンタル領域ベンチレータ市場(在宅・病院)
非侵襲型・侵襲型市場/在宅人工呼吸療法
HMV~Home Mechanical Ventilation
市場概要
市場動向:機種変更を含めNPPVタイプは2014年度1,375台、TPPVタイプ713台、
患者数はNPPVで17,140人、TPPVで5,130人
排痰補助装置市場:フィリップス・レスピロニクスが大幅増
救急関連(搬送用含む)
人工呼吸器市場
市場概要
市場動向:救急車需要の減少で、2014年度は798台、2015年度845台見込み
CPAP:スリープCPAP マスクCPAP
経鼻的持続陽圧呼吸療法装置
市場概要
市場動向:2014年度患者数36.3万人、2015年度40.6万人見込み、
機種変更と新規で59,100台、2015年度68,900台見込み
スリープアプニア市場、Sleep市場(診断装置) Sleep Apnea Syndrome~SAS
睡眠時無呼吸モニタ 呼吸睡眠モニタ、睡眠ポリグラフシステム
市場概要
市場動向:簡易型ポリグラフィーは2014年度1,378台(2015年度:1,460台見込み)、
診断用ポリグラフィーは143台(同:155台見込み)
§3 全身麻酔器
市場概要
市場規模:消費増税後の反動と大規模施設Operation Room新設の一段落もあり、
2014~2015年度1,430台前後にとどまる中、High end機種は780~820台に
企業別動向:外資系2社High end機種の安定推移続くも、Middle endでは
一部企業を除き、外資系・国産メーカーとも苦戦、提携・新規参入により各クラスの競争激化
§4 除細動器 デフィブリレータ
External Defibrillator
市場概要
トータル市場規模:AEDの大幅増で2014年度11.1万台強、
2015年度12.6万台強見込みと過去最高の水準に
AED市場:リーマンショック前の設置製品の買替需要、オフィスビル新築・建替え、
経済環境の好転で、2014年度10.8万台弱、2015年度12.3万台弱に拡大の一方、
2016年度は買替需要減で11.5万台予測
企業別動向:2014~2015年度上位2社で8万台強の中、
フィジオコントロールと後発企業も2ケタの伸び率
§5 電気メス
電気メス市場
市場概要
市場規模:2014年度は前年度(消費増税前の駈込み需要等)の反動で、
129台減の1,891台、2015年度は1,832台見込み、
うちHigh endは1,231台(2015年度:1,204台見込み)にとどまる
企業別動向:Operation Room市場の厳しい販売台数の中、内視鏡室へも展開するアムコ、
新製品を上市した泉工医科工業が堅調な推移に
バイポーラ市場
市場概要
市場動向:脳外科、耳鼻咽喉科、婦人科等で 2014年度447台、2015年度465台見込み、
組織シーリング機能は複合機種に
APC・ABC市場
市場動向:2014年度240台(2015年度:246台見込み)、アムコの圧倒的シェア続く
小型電気メス・各科に特有な電気メス市場
市場動向:前年度の反動で、2014~2015年度1,260台前後の市場形成、
アムコがシェアアップ
その他 特定領域
1.高周波(RF)熱凝固療法:センチュリーメディカルが「Cool-tip RFAシステムEシリーズ」
圧倒的シェアの中、メディコスヒラタ「VIVARF System」で保険適用
2.RF心房細動手術装置:年間5,150例、2015年度5,250例見込み、
センチュリーメディカルが高シェア維持
3.神経ブロック用高周波熱凝固装置「Neuro Thermo NT500」は
セント・ジュード・メディカルから販売
4.マイクロ波手術装置、加熱メス市場
5.美容外科ルートにおけるRF/フォトRF市場
対極板市場
市場動向:2014年度444.8万枚、2015年度444.5万枚にとどまる。上位企業も伸び率鈍化
電気メス市場におけるディスポコントロールペンシル、電極
コントロールペンシル市場動向:2014年度162.2万本、2015年度176.5万本見込みと上位3社続伸
アクティブ電極市場動向:ディスポタイプ2014年度147.3万本、
2015年度155.4万本見込み、上位3社アップ実績
§6 超音波凝固切開装置・超音波吸引装置
市場概要
超音波凝固切開装置
市場動向:2014年度複合機能タイプ・コードレスを含め1,400台、
2015年度1,900台見込み、ディスポプローブは2014年度92億60百万円、
2015年度112億円見込み
超音波吸引装置
市場動向:各科採用の強化と買替で、2014年度155台、2015年度150台見込み
§7 Nd:YAG、HO:YAG、KTP/YAG、KTP
市場概要
市場動向:2014年度トータルで124台、2015年度は129台見込み、Ho:YAGが100台前後、
KTPレーザーが20台前後の市場形成の中、流通経路の変更
§8 C O 2レーザー
市場概要
市場動向:2014年度新製品への買替需要製品により、
前年比19台増の442台(2015年度398台見込み)、手術室・耳鼻咽喉科は50台増の250台、
皮膚科・形成外科は192台にとどまる
§9 高出力半導体レーザー手術装置
市場概要
市場動向:外科用で新製品相次ぐ中、下肢静脈瘤治療用レーザーを含め
2014年度115台、2015年度124台見込み
§10 P D T~Photo Dynamic Therapy
市場概要
市場動向:悪性脳腫瘍光線力学療法の保険適用に続いて、
局所遺残再発食道がんで追加承認の中、2014年度6台、2015年度10台見込み
§11 レーザー心筋血管新生術、心筋血行再建術 TMR・PTMR
市場動向:レーザー血管形成術・新生術市場のExcimer Laser System「CVX-300」
適用拡大に期待
RF心房細動手術装置:年間5,150例、2015年度5,200例見込み、
センチュリーメディカルが高シェア維持
§12 (疼痛緩和)半導体レーザー治療器
市場概要
市場動向:2014年度は155台、2015年度190台見込み、ミナト医科学
「ソフトレーザリーJQ-W1」での市場形成の中、
ユニタックが新規参入
§13 (直線偏光)近赤外線・赤外線治療装置
市場概要
市場動向:近赤外線治療器2014年度642台、2015年度660台見込み、
買替需要で緩やかな回復
参考資料:神経ブロック用高周波熱凝固装置「Neuro Thermo NT500」は
セント・ジュード・メディカルから販売
§14 あざとり・美顔用レーザー装置
市場概要
市場動向:2014年度464台、2015年度はPicoレーザーを含め525台見込み
(医師の責任による設置含む)
紫外線治療装置:ターゲット型の一巡で、2014年度は463台、2015年度441台見込み
IPL、高周波・中周波装置市場:IPLは製品二極化傾向の中、
2014年度192台(2015年度:210台見込み)とアップ推移、
高周波/中周波は2014年度214台(2015年度:161台見込み)にとどまる
§15 美容整形外科関連注目製品
脱毛(Hair Removal)
市場概要
市場動向:買替需要と新規設置、一部増設が加わり、2014年度267台、2015年度307台見込み
美顔(Laser、IPL、RF)
IPL、高周波・中周波装置市場動向
§16 (経尿道的)結石破砕装置 TUL(TransUrethal Lithotripsy)
(経皮的)結石破砕装置 PNL(Percutaneous Nephro-Lithotripsy)
レーザー、空気衝撃波、EHL、USL、火薬
市場概要
市場規模:2014年度トータルで80台、2015年度89台見込み、
うちHo:YAGレーザーが2014年度54台、2015年度63台見込み
企業別動向:「VersaPulse」シリーズは日本ルミナス直販から、
再びBSJルートでの販売に、ESWLメーカー
新規参入・参入予定相次ぐ
§17 BPH治療製品 装置&VLAP用ファイバー 高温度治療 VLAP 高出力半導体
市場概要
市場動向:Ho:YAGは44台(2015年度:43台見込み)の中、BSJが再び販売元に、
KTPレーザー21台(2015年度:18台見込み)
前立腺癌治療装置について
§18 E S W L
市場概要
市場動向:2014年度で64台、2015年度71台見込み、ドルニエメドテックが高シェア維持
ESWT市場:「Epos Ultra」独占市場の中、「DUOLITH SD1」が上市
§19 ハイパーサーミア(温熱療法加温装置)
市場概要
市場動向:「サーモトロン-RF8EX Edition」上市により、
2014~2015年度新規設置・買替需要で大幅増
§20 I A B P装置 大動脈内バルーンポンプ
市場概要
市場動向:2014年度駆動装置は前年度の反動でマイナス実績の282台、
2015年度310台見込みの中、Maquet Japanの圧倒的シェア続く
§21 自己血回収装置・回収式自己血輸血装置
市場概要
市場動向:2014年度は前年度反動と、新機種への切替が一段落したことで146台、
2015年度167台見込みの中、ソーリン・グループ「XTRA」はアムコルートでも提携
参考資料:自己血輸血の消耗品市場
1.貯血式・希釈式における血液バック市場
2.術中回収式における自己血回収システム
3.術後回収式における自己血輸血(セット)市場
§22 コンティニアス・パッシブ・モーション
市場概要
市場動向:2014年度371台、2015年度393台見込みにとどまる中、
ガデリウス・メディカルが更なるシェアアップ
§23 タニケットシステム
市場動向:2014年度新製品上市で431台、2015年度443台見込み
§24 骨電気刺激装置/超音波骨折治療器
市場概要
市場動向:2014年度 販売で1,596台、2015年度:1,496台見込み、
レンタル患者数は28,100人、2015年度29,200人見込みと伸び率鈍化
§25 低周波治療器 市場概要
市場動向:販売台数は2014年度14,227台(2015年度15,524台見込み)にとどまる一方、
大型機種では買替で安定推移
干渉低周波治療器市場:2014年度微減の5,032台(構成比:35.4%)、
2015年度は5,719台(構成比:36.8%)見込み
納入先台数:接骨院・鍼灸ルート・その他は66%前後
ベッド型マッサージ器市場動向:2014年度2,818台とプラス実績も、
2015年度は2,777台見込みにとどまる中、ミナト医科学圧倒的シェア続く
参考資料:牽引装置市場
深部静脈瘤予防機器、浮腫治療器、家庭用エアーマッサージ機器(脚・腕装着用)
(医科向)空気圧式マッサージ器、家庭用エアーマッサージ器、
業務用エアーマッサージ器
市場概要
医科向D.V.T.市場動向:2014年度4,742台、2015年度4,920台見込み、
日本コヴィディエン圧倒的シェア続く
家庭用エアーマッサージ器市場:年間6,500台の市場形成
§26 パワーインスツルメンツ 市場概要
市場規模:2014年度8.7%アップの101億81億円と100億円突破、
2015年度は2年間の反動で、0.6%アップの102億44百万円見込み
科別動向:2014年度 整形外科領域が続伸の60億45百万円
(2015年度:62億60百万円見込み)、
脳外科領域は36億5百万円(同:34億62百万円見込み)
企業別動向:2014年度上位4社で86.5%のシェア(2015年度:85.5%見込み)の中、
ジンマーがシェアアップ、上位4社以外ではナカニシの2ケタアップ続く
参考資料:洗浄器市場
§27 ガンマナイフ 市場概要
市場動向:2014年度4システム、2015年度4システム見込み
§28 定位脳手術装置 定位脳・高精度放射線治療システム
定位脳手術装置
市場動向:2014年度20システム、2015年度20システム見込み
高精度(定位)放射線治療システム(体幹部適用含む)
市場動向:2014年度83台/システム、2015年度87台/システム見込み、
うち高精度(定位)放射線治療装置(体幹部兼用)は68台/システム、
2015年度72台/システム見込み
§29 手術室用顕微鏡システム ナビゲーションシステム 手術用顕微鏡システム
市場概要
市場規模:2014年度手術用が272台(2015年度:299台見込み)、
処置用/小型タイプは2014年度回復で383台も、2015年度は371台見込み
企業別動向:カールツァイス高シェア維持も、ライカマイクロシステムズが大幅増
歯科用顕微鏡市場:2014年度702台、2015年度745台見込み
ナビゲーションシステム(Navigation)
市場動向:2014年度87システム、2015年度101システム見込み
§30 ネブライザー
市場概要
市場規模:2014年度アップ実績の73,351台も、2015年度72,478台見込み
企業別動向:ジェット式でオムロンコーリン、東京エム・アイ商会がシェアアップ、
PARI製品は2015/10より村中医療器が販売元に、超音波タイプは新鋭工業が2ケタ増
§31 滅菌コンテナーシステム
市場動向:前年度の反動で、2014年度10,040システム、2015年度も10,725システム見込み
プラズマ滅菌対応コンテナーシステム市場:年間380~390システムにとどまる
§32 鋼製手術器具・器械(内視鏡下外科手術を除く)
市場概要
市場動向:Operation Room増加などで、2014年度91億15百万円、2015年度90億53百万円見込み
PartⅢ 参入企業分析
このレポートの関連情報やさらに詳しい情報についての調査を検討したい
矢野経済研究所では、
個別のクライアント様からの調査も承っております
マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。