2016年版 メディカルバイオニクス(人工臓器)市場の中期予測と参入企業の徹底分析
本調査レポートでは、第27版としてインプラント材、体外循環関連の各分野別/製品別 34項目(68製品:一部関連製品含む)によって構成され、患者数、新技術動向、流通特性などの市場環境要因を加え、各項目/製品毎に2005~2015年度実績・2016年度見込みと2020年度までの市場予測、メーカーシェア、各社の販売政策、製品導入、今後の成長製品、分野別動向を分析。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:国内メーカー、及び、輸入製品総発売元
調査方法:面接取材とTEL取材併用
調査期間:2016年5月~2017年2月
- 人工臓器、関連装置・製品34項目(品目)・68製品・分類の国内市場における2005~2016年度の点数・金額ベース市場規模推移と製造販売業(メーカー):販売元シェア
- 2016~2020年度までの中期予測
- 関連製品の相対性分析
- 注目製品の徹底分析
- 各企業別戦略と有力メーカー(総代理店)の動向分析
PartⅠ 人工臓器(インプラント、体外循環)、及び関連製品の市場動向
PartⅡ 人工臓器、関連製品の品目別市場推移
PartⅢ 参入企業分析
■掲載内容
PartⅠ 人工臓器(インプラント、体外循環)、及び関連製品の市場動向
§1 調査品目における市場予測
潜在患者数の増加がある中、手術手技や製品別区分の二極化が続く
(表)調査品目における金額ベース市場規模
(表)調査品目における数量ベース市場規模
(表)品目別マーケットリーダー
PartⅡ 人工臓器、関連製品の品目別市場推移
§1 人工肺市場 並びに各種関連製品
市場概要
1.人工肺市場
市場規模:補助循環症例増と主要手術の増加で、2015年度は6.3%アップの63,614ケ、
2016年度は2.7%アップの65,357ケ、うち開心術用54,994ケ
(2016年度:56,337ケ見込み)、補助循環8,620ケ(同:9,020ケ見込み)
企業別動向:テルモが高シェア維持の中、泉工医科工業がオールインワンの強化、
外資系ではリヴァノヴァと日本メドトロニックが大幅増
2.遠心式体外循環用血液ポンプ:遠心ポンプ市場(ポンプヘッド)
市場概要
市場動向:ポンプヘッドは伸び率鈍化の中、2015年度36,214ケ、2016年度37,930ケ見込み、
装置は2015年度で206台、2016年度216台見込み
3.人工肺回路市場(メイン回路)
市場動向:国産のテルモ、泉工医科工業が安定した実績推移
4.Hemoconcentrator(血液濃縮器)市場
市場動向:2015年度47,520ケ、2016年度48,600ケ見込み、
採用比率が一定水準に近づいたことで伸び率鈍化
5.人工心肺装置市場
市場動向:手術室予算縮小が続き、2015年度は前年比10台減の58台、2016年度58台見込みの中、
リヴァノヴァと泉工医科工業で95%前後のシェア
6.心筋保護供給装置・心筋保護液注入(冷却)装置 Cardioplegia System市場
市場動向:人工心肺装置同様、マイナス実績続く
§2 心臓関連治療製品
1.Excimer Laser 血管形成術市場:「CVX-300」安定した設置台数に
2.Off-Pump市場:バイタル新製品導入
3.RF心房細動手術装置市場:年間6,000例前後の症例数の中、
センチュリーメディカルが65%以上のシェア
4.血管領域自動吻合器/血管縫合補助器具市場:センチュリーメディカルの高シェア続く
§3 ペースメーカー
市場概要
市場規模:トリプルを含め2015年度(企業決算ベース)は前年比1.4%アップの58,435ケ、
2016年度 2.6%アップの59,955ケ見込みと、2014年度のマイナス実績から若干であるが
市場回復、2016年度MRI対応型は、トータル市場に対して70%、新規に関してはほぼ100%に
企業別動向:MedtronicがCRT-Pを含め40%以上のシェア維持の中、
経カテーテルペーシングシステムで先行、バイオトロニックジャパンが
3.0T対応型を含めシェアアップ続く
§4 植込型除細動器/両室ペーシング機能付除細動器(埋込型頻拍性不整脈治療装置)
市場概要
市場規模:ICDの 2015年度は交換件数減で5,800ケ、2016年度は新規・交換とも
2ケタ増で6,380ケ、CRT-Dの2015年度は3,415ケ、2016年度3,555ケ見込み
企業別動向:日本メドトロニックが3.0T対応の新製品上市もあり、高シェア維持、
ボストン・サイエンティフィックジャパンが皮下植込み型販売開始
カテーテルアブレーション市場:経皮的カテーテル心筋焼灼法
市場概要
市場規模:2015年度78,076本(推定症例数:63,650例)、2016年度は93,436本
(同:73,600例)見込み、心房細動症例は2016年度66%強に
企業別動向:J&JがNo1シェア維持も、冷凍アブレーションの症例増や、
イリゲーションタイプの実績によりシェア変動が続く
§5 人工弁
市場概要
市場規模:2015年度出荷量ベースで22,015ケにとどまるも、
2016年度は新製品上市もあり23,375ケ見込み、生体弁は2015年度16,570ケ、
2016年度18,175ケ見込み、機械弁は2015年度5,445ケ、2016年度5,200ケ見込み
企業別動向:生体弁は新製品上市で、2016年度シェア変動
経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI、TAVR):2015年度1,620例、2016年度2,750例、
日本メドトロニック「Core Valve」販売開始
RF心房細動手術装置:年間6,000例前後の症例数の中、
センチュリーメディカルが65%以上のシェア
§6 人工弁輪 Annuloplasty Ring
市場概要
市場規模:2015年度出荷量ベースではフラットな13,360ケ、
2016年度14,250ケ見込みの中、T弁が増加
企業別動向:エドワーズライフサイエンス高シェア維持も、日本メドトロニックが続伸
§7 人工血管(Graft)・Stent Graft
市場概要
市場規模
(1)トータル市場:2015年度数量ベースで0.3%ダウンの50,957本、
2016年度51,990本見込み、胸部は安定推移の一方、腹部・末梢血管はマイナストレンド続く
(2)ポリエステル市場(Polyester):2015年度29,170本、2016年度29,980本見込み、
胸部は「4分岐管」「1分岐管」のアップで19,770本、2016年度21,080本見込み、
一方、腹部・末梢はマイナストレンド続く
(3)PTFE(ePTFE、PU、その他含む)市場:2015年度1.6%ダウンの21,787本、
2016年度22,010本見込み
企業別動向:トータル本数ではテルモがNo1シェア維持の中、
Polyester市場は日本ライフラインが続伸、PTFE(ePTFE、PU、その他)では
日本ゴアが安定した実績を計上
Stent Graft市場
市場概要
市場動向:2015年度腹部領域メインで11,360本、2016年度:12,090本見込み、
胸部領域では2015年度9,070本(5,945例)、2016年度9,350本(6,295例)見込み、
胸部オープンステントグラフトは2016年度2,000本に
§8 補助人工心臓セット
市場概要
市場動向:2015年度体外設置型補助人工心臓は181セット、
2016年度190セット見込みの中、カルディオの小児用は2015年6セット、
2016年度15セット見込み、体内植込型は2015年度161セット、
2016年度158セット見込み、海外ではM&Aが相次ぐ
§9 血管系メタリックステント
Coronary Stent市場
市場概要
市場規模:2015年度出荷ベースで32.05万本(実質症例ベース:22.85万例)、
2016年度は32.94万本(同:23.31万例)見込み、DESタイプは出荷ベースで
2015年度96.0%(2016年度:96.3%見込み)の中、2017年度より吸収性販売開始
企業別動向:テルモが「Ultemaster」、BSJが「SYNERGY」上市でシェアアップの中、
アボットは生体吸収性
スキャフォールドシステム「Absorb GT1」本格販売開始
末梢血管用ステントセット(Coronaryを除く血管系メタリックステント)
市場概要
市場規模:2015年度82,260本(推定症例数:57,720例)、
2016年度下肢末梢動脈疾患指導管理加算や手技料アップで88,060本(同:61,350例)、
浅大腿動脈は2016年度25,000例強
企業別動向:Cardinal Health Japan (J&Jコーディスジャパン)がNo1シェア維持も、
BSJがSFA「INNOVA」上市で、2016年度大幅増等、新製品による部位別シェア変動続く中、
日本ゴアのStent Graft「ゴアバイアバーンステントグラフト」、
メディコン「Life Stent SOLO」(SFA)承認:保険適用相次ぐ
§10 各種補填材料、補綴材料
市場概要
市場規模:2015年度は組織補強材一体型自動縫合器のアップもあり、
トータルで8.9%アップの195億42百万円、2016年度は206億28百万円見込み
市場動向
(1)心臓血管領域(組織代用人工繊維布:心血管系用):2015年度10億20百万円、
2016年度10億5百万円見込みと右下がりの推移続く
経皮的心房中隔欠損閉鎖セット市場について
(2)脳神経外科領域(人工硬膜・臓器欠損補強用):症例数が減少する中、
2015年度は硬膜縫合部補強用のアップで8億5百万円も、
2016年度は7億93百万円見込みにとどまる中、グンゼが無縫合タイプを開発
(3)腹部領域(組織代用人工繊維布:ヘルニア修復・腹壁・胸壁補強用):
2015年度4.0%アップの32億7百万円、2016年度5.7%アップの33億90百万円見込み、
メディコンの圧倒的シェアが続く中、コヴィディエンジャパンが続伸
(4)一般外科・産婦人科(合成吸収性癒着防止材):2015年度6.3%アップの130億12百万円、
2016年度138億円見込みの中、テルモがスプレータイプ「アドスプレー」販売開始
(5)呼吸器・肺外科等の組織代用人工繊維布(臓器欠損用補強材/自動吻合器対応型):
2015年度は組織補強材一体型
自動縫合器大幅増で、2015年度14億98百万円、2016年度16億41百万円見込み
§11 人工関節
人工関節トータル市場
市場概要
人工関節市場規模2015年度ユニットベースで0.2%アップの210,873セット、
2016年度2.9%アップの217,066セット見込み、販売額ベースでは2015年度が
1.9%ダウンの1,003億52百万円、2016年度も0.1%アップの
1,005億1百万円見込みにとどまる(2016年度は矢野経済予測):
企業別動向: 上位5社のユニットベースシェアは、2015年度で76.8%、
2016年度各社計画値で75.1%見込み、販売額シェアでは79.1%、
2016年度78.1%見込み
リビジョン:カスタムオーダー市場
股関節リビジョンは1,203セット、膝関節は1,492セット
人工股関節・膝関節の低侵襲手術(MIS手術)の市場
市場概要
人工股関節のMIS症例市場動向:2015年度71,419セット、
2016年度は大幅増の82,826セット見込み、全出荷数に対する割合は57.1%、
2016年度:62.3%見込みに
人工膝関節のMIS症例市場動向:2015年度は大幅増の65,333セット、
2016年度71,233セット見込み
骨温存型人工股関節市場 2015年度12.0%アップの73,435本、2016年度78,859本見込み
腫瘍用人工関節市場
2015年度の総市場は623セット、2016年度613セット見込みの中、
帝人ナカシマメディカル新規参入
人工股関節市場
市場規模:2015年度ユニットベースで2.9%アップの12.50万セット、
2016年度は3.0%アップの12.87万セット見込み
(各社見込みトータル:6.4%アップの13.30万セット)
企業別動向:人工関節ユニット数に対して、年間5,000セット以上の上位8社で87.7%、
2016年度86.7%の市場占有率に
パーツ別市場動向
(1)ステム セメントレス:セメント固定は87.4:12.6に
(2)HAコーティング・アルカリ加熱処理ステム:企業戦略の二極化がある中、
2015年度は新製品のアップもあり39,226本、
2016年度41,527本見込み
(3)HA・AWガラスコーティング・アルカリ加熱処理カップ:2015年度20,501ケ、
2016年度21,195ケ見込みにとどまる
(4)ジルコニアヘッド:2015年度2,966ケ、2016年度2,800ケ見込みの一方、
ZTAは2015年度40,793ケ、2016年度51,195ケ見込み
(5)セラTOセラ:2015年度4,419セット、2016年度4,467セット見込み
1.THA:THR市場
市場動向:2015年度ユニットベースで2.1%アップの56,941セット、
2016年度4.0%アップの59,230セット
(各社見込み値トータル:10.5%アップの62,903セット)
臼蓋側のセメントレスは92.4%、ハイブリッドは5.1%
THA:THRカップのクロスリンクポリエチレン市場:2015年度51,773個、
2016年度55,903個見込み
THA:THRのヘッドサイズ:「32mm」以上が増加で、2016年には70%強の割合に
2.バイポーラ市場
市場動向:2015年度3.6%アップの67,843セット、2016年度2.2%アップの
69,351セット(各社見込みトータル:3.2%アップの69,997セット)見込み
3.単純人工骨頭・ユニポーラ市場:2015年度221セット、
2016年度135セット見込み
人工膝関節市場
市場動向:2015年度3.4%ダウンの80,400セット、2016年度2.5%アップの
82,371セット見込み(各社見込み値トータル:10.2%アップの88,584セット)
手技別動向:2015年度セメント固定が85.5%
モバイルタイプは2015年度もマイナス実績の8,407セット、2016年度8,653セット見込み、
HAコーティングタイプは3,230セット、2016年度:3,480セット見込み
片側置換:2015年度3.8%アップの7,451セットにとどまる(2016年度:7,815セット見込み)
人工膝関節の手技別(CR,PS,CS)症例数:CR+BCR症例の増加が続く
自家培養軟骨について
人工肩・人工肘・人工指・その他関節
人工肩関節市場動向:2015年度は14.6%アップの3,284セット、
REVERSE型は1,042セット、2016年度3,646セット
(各社見込値トータル:3,720セット、うちREVERSE型:1,518セット)見込み
人工肘関節市場動向:2015年度は流通変更と症例数の伸び悩みで、
540セットにとどまるが、2016年度は748セット
(各社見込みトータル:718セット)見込み
人工指・その他関節市場:2015年度1,644セット、2016年度1,583セット見込み
(企業見込み値トータル:1,573セット)、
Wright Medical Technology製品に関しては、2017年度よりグループ企業の
トルニエ・ジャパンに移管
§12 骨セメント:ボーンセメント
市場概要
人工関節固定用骨セメント
市場動向:人工関節用は、膝関節症例の伸び悩みと股関節セメントレス手技の増加に、
経過措置が加わったことで、
2015年度はマイナス実績の24億64百万円(骨セメント:18億36百万円)、
2016年度も22億8百万円(同:16億58百万円)見込み、
ジンマー・バイオメット「COBLALT」シリーズがシェアアップの中、
石原産業が承認済み
頭蓋骨用セメント
市場動向:2015年度69百万円、2016年度68百万円見込み
脊椎用骨セメント
市場動向:経皮的椎体形成術2015年度で2,300例(セメント売上:22.4百万円)、
2016年度3,200例(同:31.3百万円)見込み
§13 内固定材
市場概要
内固定材トータル市場規模:2015年度トータル市場規模は、
前年比0.6%アップの522億50百万円、2016年度は償還価格改定もあるが、
プレート&スクリューの伸びで2.8%アップの537億14百万円見込み
企業別動向:J&J Depuy Synthes(ジョイント&トラウマ事業部、
マイテック事業部)、日本ストライカー、ジンマー・バイオメットの上位3社で
59%弱のシェアも伸び率鈍化、後発で特定領域や特定製品強化企業がシェアアップ
CHS・DHS・髄内釘大腿骨頸部型(ガンマタイプ)
市場規模:2015年度ユニットベースで前年比3.1%ダウンの94,921セット、
2016年度 3.4%アップの98,116セット見込み、
2011~2016年度(見込み)の年平均では96,757セットにとどまる
企業別動向:髄内釘 大腿骨頸部型上位3社伸び悩みの中、S&Nがアップ実績で第4位のシェアに
ガンマタイプ(髄内釘 大腿骨頸部型)の市場動向:2015年度マイナス実績の
83,459セット、2016年度87,043セット見込み
キャニュレイテッドスクリュー(吸収性タイプ、頸部内側骨折用両端ねじ特殊型含む)
市場規模:2015年度大腿骨頸部骨折以外の伸びで、6.7%アップの41,973セット、
2016年度は41,668セット見込み
企業別動向:両端ねじ型 大腿骨頸部用は各社とも右上がりの実績、
キャニュレイテッドスクリューではメイラが大腿骨頸部以外で大幅増
髄内釘(インターロッキング・エンダー等)
市場動向:2015年度は32,055セット、2016年度32,574セット見込み
髄内釘(インターロッキングタイプ)の部位別動向(主要8社):
上腕骨が47%強まで構成比を高める
その他内固定材(スクリュー、プレート、アンカー、ワイヤー、ピン、ステープル)
市場動向:2015年度HTOシステムを含めたプレートシステムのアップなどで、
5.0%アップの269億78百万円、2016年度も
償還価格改定の影響もあるが、同様の要因が続くことで、279億29百万円見込み
プレート&スクリュー市場:2015年度は6.6%アップの17.88万セット、
2016年度も8.7%アップの19,44万セット見込み、
橈骨遠位端骨折用プレートは微増にとどまる一方、HTOプレートシステムを含めた
脛骨の2ケタアップが続く
HTO(脛骨高位骨切り術)市場:2015年度35.5%アップの6,734セット、
2016年度も21.8%アップの8,199セット、
デピューシンセスが2015年度までの高シェアの中、
オリンパステルモバイオマテリアル「TRIS 」が大幅増で、2016年度はNo1シェアに
両端ネジ型ネジ・一般用市場:2015年度2.76万本、2016年度2.92万本見込み、
日本メディカルネクストが圧倒的シェアの中、J&Jデピューシンセスが続伸
吸収性スクリュー・ピン・メッシュ市場動向:2015年度は8.6%ダウンの
11億85百万円、2016年度11億50百万円見込みにとどまる
アンカー市場動向:2015年度4.2%アップの122,500本、2016年度126,100本見込み、
J&Jデピューシンセス マイテックが高シェアの中、
S&Nエンドスコピー事業部が吸収性で2015年度大幅増、Arthrex Japanも安定推移
§14 ミニ・マイクロプレートシステム
市場概要
市場規模:2015年度症例数の伸び悩みで、微減実績の73億32百万円、
2016年度75億8百万円見込み、吸収性は安定推移に
企業別動向:メディカルユーアンドエイが33%前後の高シェア維持の中、
ビー・ブラウンエースクラップは頭蓋固定用
骨弁製品が大幅増、国内メーカーもアップ実績に
頭蓋骨弁固定製品市場:2015年度は吸収型・メタルのアップ実績で41,340ケ、
2016年度は吸収型のアップで41,365ケ見込み
吸収性市場:2015年度23億50百万円、2016年度25億20百万円見込み
§15 創外固定器
市場概要
市場規模:2015年度トータル市場23億2百万円、2016年度22億70百万円見込み
企業別動向:J&Jデピューシンセス、日本メディカルネクスト、日本ストライカーの高シェア続く
§16 脊椎固定システム
市場概要
市場規模:2015年度ユニットベースでは9.0%アップの94,904セット
(推定症例ベース:8.1%アップの62,385例)、
2016年度各社106,755セット(同:69,255例)見込み
企業別動向:メドトロニックソファモアダネック30%以上の高シェア維持、
上位企業も安定推移の中、アルファテック・パシフィックの2ケタアップ続く、
CAGEではTiコーティング先行のビー・ブラウンが続伸
頸椎市場:ユニット(Instrumentationベース)で、
2015年度は頸椎CAGE症例の増加はあるが8,859セット、2016年度は9,344セット見込み
椎体スペーサー・椎体間スペーサー市場:推定症例数はセラミックスを含めて
2015年度4.12万例、2016年度4.63万例見込み、TiCoating は2016年度12.3%に
経皮的椎体形成術:2015年度で2,300例、2016年度3,200例見込み
§17 人工靱帯・固定材料
市場概要
人工靭帯市場動向:安定した症例数により、2015年度は35,298本、
2016年度37,700本見込み、うち「固定器具つき」が24,848本、2016年度26,000本、
S&Nエンドスコピー事業部「固定器具なし」の本格販売等で高シェア維持、
「固定器具つき」後発参入企業も順調な実績に
ACLスクリュー・ステープル(靱帯固定用製品)市場動向:症例数増と1症例当たりの本数増で、
2015年度は 39,535本、2016年度41,303本見込み
§18 人工骨(人工補填材料・人工補綴材料)
市場概要
市場規模:2015年度は前年比0.2%ダウンの84億93百万円、2016年度0.2%アップの
85億14百万円見込み、吸収置換型
2区分は6.2%アップの28億33百万円、2016年度30億10百万円見込み、
分野別では整形外科分野が1.4%アップの59億91百万円
(2016年度:60億70百万円見込み)にとどまる
企業別動向:HOYAが50%強のシェア維持の中、オリンパス テルモ バイオマテリアルは
HTOプレートシステムとの併用症例強化、インプラント展開企業の人工骨実績は
二極化の中、吸収型では更なる新規参入
頭蓋骨特注品市場:年間1,771ケ、2016年度1,797ケ、セラミックスタイプは1,000個、
2016年度995個見込み
§19 皮膚欠損用創傷被覆材・真皮欠損用グラフト
市場概要
市場規模:2015年度皮膚欠損用創傷被覆材は0.7%アップの66億26百万円、
2016年度0.6%アップの66億69百万円見込み、
真皮欠損用グラフトはアップ実績の6億90百万円、2016年度7億35百万円見込み
褥瘡・糖尿病性潰瘍市場:2015年度42億18百万円、2016年度42億5百万円見込み
企業別動向:上位2社の伸びの中、メンリッケヘルスケアのシェアアップ続く
局所陰圧閉鎖処置療法(難治性創傷治療機器):2015年度34,750人、2016年度38,050人、
「SNaP」はケーシーアイに移管、2017年度カートリッジタイプの新規参入相次ぐ
参考:自家培養皮膚「ジェイス」、自家培養軟骨「ジャック」で、
2016年度7億98百万円、2015年度13億99百万円見込み、
「ジェイス」は巨大色素性母斑で保険適用
§20 組織拡張器(Tissue Expander)
市場概要
市場動向:一般用2製品で年間1,510セット、乳房用は2015年度7,300セット、
2016年度9,200セット見込み
§21 人工鼻 HME・HMEF
市場概要
市場規模:HME+HMEFトータル市場922.8万ケ、43億1百万円、
2016年度は937.2万ケ・42億94百万円の見込み
§22 コラーゲンインプラント Collagen
市場概要
市場動向:コラーゲンインプラント承認品市場は、2015年度90百万円、
2016年度85百万円見込みと右下がりの推移続く
§23 胆管メタリックステント(胆道用メタリックステント)
市場概要
市場規模:2015年度ほぼフラットな19,815本、2016年度は20,580本見込み、
経内視鏡は2016年度80%突破見込み
企業別動向:センチュリーメディカルが高シェアも、国産メーカー新製品上市や
BSJのM.I.Tech社取扱いで、2015~2016年度メーカーシェアの変動
§24 食道・消化管ステント
食道用(メタリック)ステント
市場動向:2015年度6,050本、2016年度6,150本見込み、
ボストン・サイエンティフィックジャパンはM.I.Tech社製品を加える中、
センチュリーメディカルはアップ実績を計上
消化管用(メタリック)ステント
市場動向:胃十二指腸用で2015年度5,910本(2016年度:6,060本見込み)、
大腸用Stent 2015年度8,940本、2016年度は9,500本見込み、センチュリーメディカルが
両部位ともシェアアップ
§25 気管・気管支、メタリックステント・チューブ
市場動向:ボストン・サイエンティフィック・ジャパン「Ultraflex」シリーズ独占市場に、
シーマンがハイブリットタイプ「AERO」本格販売開始
§26 人工喉頭・電気式発声器
市場概要
市場動向:音声回帰用人工補装具(人工喉頭)/電気式発生器トータルで、
2015年度3億1.9百万円、2016年度3億4.7百万円見込み、アトスメディカルジャパンの
圧倒的シェア続く
§27 尿道ステント/BPH(前立腺肥大症)治療用 メタリックステント
市場概要
市場動向:一時留置型/長期留置型で2015年度1,400ケ、2016年度1,350ケ見込み
参考資料:前立腺肥大治療装置市場について
§28 人工腎臓透析市場 Hemodialysis
市場概要
患者数:2015年末の慢性透析患者4,538人増(1.4%アップ)の324,986人、
導入患者数は前年比3.0%アップの39,462人、死亡患者数は1.2%アップの31,068人
ダイアライザー:HD、ヘモダイアライザー:HDF
市場規模:HD・HDFトータルで2015年度は5,570万本、2016年度5,593万本見込み、
うちHDFは2015年度で840万本、2016年度1,081万本見込み
企業別動向:HDFは各社順調な推移の中、上位2社で80%弱のシェア
人工透析用血液回路
市場動向:2015年度は1.8%アップの5,502万セット、
2016年度も0.9%アップの5,552万セット見込み
透析装置
市場動向:2015年度16,580台、2016年度17,540台見込み、施設数の減少で集中化もあるが、
2017年度以降は買替市場に
在宅血液透析
市場動向:2015年末の患者数は約570人、2011年以降年平均で59人の増加
人工腎臓透析用剤
市場動向:On-line HDF 患者の増加で、2015年度223億円30百万円、
2016年度226億円見込み、うち粉末製剤市場は144億50百万円、
2016年度147億10百万円見込み
腹膜透析:PD市場
市場動向:2014年度迄の微増から2015年度患者数は微増に
§29 人工肛門・人工膀胱(ストーマ装具)
市場概要
市場規模:新規ストーマ造設は永久ストーマ造設伸び率鈍化の影響で、
2015年度は2.0%アップ 159億77百万円、
2016年度は2.2%アップの163億23百万円見込み、
うち人工肛門は腹腔鏡下外科手術、大腸Stentの症例増の中、124億14百万円
(2016年度:127億2百万円見込み)、人工膀胱35億63百万円(同:36億21百万円見込み)
企業別動向:コロプラスト、ホリスター、ダンサックがシェアアップ、
2016年度はコンバテックジャパンが販売体制強化、イーキンジャパンが本格展開開始
§30 人工内耳(セット)
市場概要
市場動向:2015年度1,135システム、2016年度1,215システム見込み、
シェア3位の日本バイオニクス製品が日本光電ルートでシェアアップ、
メドエルジャパンは人工中耳で保険適用
新生児聴覚障害検査(スクリーニング)装置:2015年度392台、
2016年度399台見込みの中、ABRタイプの市場拡大の可能性
§31 脳動脈瘤手術クリップ
市場概要
市場規模:2015年度もマイナス実績の56,300ケ、2016年度55,000ケ見込み、
塞栓コイル症例は2015年度12,900例、2016年度:13,600例見込み
企業別動向:市場縮小の中、若干のシェア変動もあるが、2016年度は上位2社とも右下がりのトレンド
§32 シャントバルブ
市場概要
市場規模:2015年度16,090ユニット、2016年度16,325ユニット見込み、
圧可変式は14,510ユニット(2016年度:14,810ユニット見込み)、
iNPH症例数は2016年度で8,000例強の可能性(矢野経済推計)
企業別動向:日本メドトロニック、ビー・ブラウンエースクラップの
シェアアップが続く中、No1シェアのJ&Jが新製品上市で巻き返し
§33 (カテーテルアクセス)ポート・CAP
市場概要
市場規模:2015年度ほぼフラットな103,143ケ/セット、
2016年度5.4%アップの108,745ケ/セット見込み、静注用は96,663ケ/セットになる中、
経口剤の影響で伸び率鈍化
企業別動向:圧倒的シェアを保持しているメディコンを含め、
上位3社伸び悩みの中、テルモの「DewX」が大幅増
§34 止血・接着材(剤)
市場概要(止血・接着材:剤)
市場動向:2015年度は外科系止血・接着材、経皮的血管形成術用穿刺部止血材料のアップで、
185億88百万円、2016年度は高単価な外科用接着材と吸収性局所止血材の大幅増で、
前年比6.1%アップの197億21百万円
PartⅢ 参入企業分析
このレポートの関連情報やさらに詳しい情報についての調査を検討したい
矢野経済研究所では、
個別のクライアント様からの調査も承っております
マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。