2015年版 メディカルバイオニクス(人工臓器)市場の中期予測と参入企業の徹底分析
本調査レポートは、第26版としてインプラント材、体外循環関連の各分野別/製品別34項目(68製品:一部関連製品含む)によって構成され、患者数、新技術動向、流通特性などの市場環境要因を加え、各項目/製品毎に2004~2014年度実績・2015年度見込みと2019年度までの市場予測、メーカーシェア、各社の販売政策、製品導入、今後の成長製品、分野別動向を分析。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:国内メーカー及び輸入製品総発売元
調査方法:面接取材とTEL取材併用
調査期間:2015年5月~2016年2月
- 人工臓器、関連装置・製品34項目(品目)・68製品・分類の国内市場における2004~2015年度の点数・金額ベース市場規模推移と製造販売業(メーカー):販売元シェア
- 2015~2019年度までの中期予測
- 関連製品の相対性分析
- 注目製品の徹底分析
- 各企業別戦略と有力メーカー(総代理店)の動向分析
PartⅠ 人工臓器(インプラント、体外循環)、及び関連製品の市場動向
PartⅡ 人工臓器、関連製品の品目別市場推移
PartⅢ 参入企業分析
■掲載内容
PartⅠ 人工臓器(インプラント、体外循環)、及び関連製品の市場動向
§1 調査品目における市場予測
原疾患や高齢化による潜在患者数増も、価格改定と手術件数の伸びから二極化の市場成長率に
2014年度(34項目:68分類・製品)は償還価格改定と消費増税分のオンがある中、
前年比0.7%アップの6,136億36百万円、
2015年度2.0%アップの6,256億21百万円、2016年度1.7%ダウンの6,151億85百万円見込み
(表)調査品目における金額ベース市場規模
(表)調査品目における数量ベース市場規模
(表)品目別マーケットリーダー
PartⅡ 人工臓器、関連製品の品目別市場推移
§1 人工肺市場並びに各種関連製品
市場概要
1.人工肺市場
市場規模:補助循環症例と償還価格改定後の流通量の増加で、
2014年度2ケタ増59,854ケ、2015年度の62,420ケ見込み、
うち開心術用52,234ケ(2015年度:54,400ケ見込み)、補助循環7,620ケ(同:8,020ケ見込み)
企業別動向:償還価格改定後の出荷量増と補助循環用の大幅増もあり、
テルモがシェアアップ、泉工医科工業は補助循環用強化、
コスモテックも安定推移の中、ソーリン・グループは自社ルート強化で大幅増を見込む
2.遠心式体外循環用血液ポンプ:遠心ポンプ市場(ポンプヘッド)
市場概要
市場動向:ポンプヘッドも補助循環用の大幅増もあり、
2014年度は7.0%アップの33,150ケ、2015年度4.5%アップの34,650ケ見込み、
装置は2014年度で186台(2015年度:194台見込み)
3.人工肺回路市場(メイン回路)
市場動向:国産2社の高シェア続く中、テルモが大幅増実績
4.Hemoconcentrator(血液濃縮器)市場
市場動向:採用比率アップの中、2014年度46,700ケ、2015年度47,650ケ見込み、
JMSの「アクアストリーム」高シェア維持続く
5.人工心肺装置市場
市場動向:増税後の反動や手術室予算縮小もあり、2014年度は68台、2015年度66台見込み、
泉工医科工業とソーリン・グループで95%前後のシェア
6.心筋保護供給装置・心筋保護液注入(冷却)装置 Cardioplegia System市場
市場動向:人工心肺装置同様、2014年度は29台減の50台、2015年度45台見込み
§2 心臓関連注目市場
市場動向:レーザー血管形成術・新生術市場のExcimer Laser System「CVX-300」適用拡大に期待
1.Off-Pump市場動向
RF心房細動手術装置:年間2014年度5,150例、2015年度5,200例の見込み、
センチュリーメディカルが高シェア維持
2. 血管領域自動吻合器/血管縫合補助器具市場動向
§3 ペースメーカー
市場概要
市場規模:新規症例は微増も交換件数減で、
2014年度(企業決算ベース)はマイナス実績の57,645ケ、2015年度も新規・交換微増で58,490ケ、
MRI対応型はトータル市場に対して60%強、新規植込み件数に対して90%に
企業別動向:MRI対応型で競争激化の中、MedtronicがCRT-Pを含め45%弱のシェア、
BSJ:フクダ電子、バイオトロニックジャパンが3.0T対応型上市、
セント・ジュード・メディカルはリードレスペースメーカの治験開始
§4 植込型除細動器/両室ペーシング機能付除細動器(埋込型頻拍性不整脈治療装置)
市場概要
市場規模:ICDの2014年度は新規植込み数の伸び悩みと交換件数減で5,850ケ、
2015年度も交換件数減で5,785ケ見込み、
CRT-Dの2014年度は3,360ケ、2015年度3,415ケ見込みと微増推移
企業別動向:MRI対応製品を含めた新製品上市の中、日本メドトロニックの高シェア維持、
バイオトロニックジャパンはMRI対応型でシェアアップ続く
カテーテルアブレーション市場:経皮的カテーテル心筋焼灼法
市場概要
市場規模:2014年度69,969本(推定症例数:56,760例)、2015年度は77,570本(同:62,400例)見込み、
心房細動症例は60%強に
企業別動向:J&Jが50%前後のNo1シェアの中、
イリゲーションタイプの新製品や冷凍アブレーション治療用で若干のシェア変動、
2016年度も新タイプ上市予定
§5 人工弁
市場概要
市場規模:2014年度出荷量ベースで22,195ケ、2015年度は22,510ケ見込み、
生体弁は2014年度16,355ケ、2015年度16,870ケ見込み
企業別動向:2014年度上位2社シェア回復、2015年度は生体弁新製品上市で、若干のシェア変動
経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI、TAVR):2015年累計で2,800例強と推定される中、
「Sapien XT」に続き、日本メドトロニック「Core Valve」2016/1販売開始、
ボストン・サイエンティフィックジャパン等参入相次ぐ
RF心房細動手術装置:年間5,150例、2015年度5,200例の見込み、
センチュリーメディカルが高シェア維持
§6 人工弁輪 Annuloplasty Ring
市場概要
市場規模:2014年度出荷量増加で13,360ケ、2015年度13,400ケ見込み
企業別動向:エドワーズライフサイエンス高シェア維持も、
日本メドトロニックが製品カテゴリーの増加で続伸
§7 人工血管(Graft)・Stent Graft
市場概要
市場規模
(1)トータル市場:腹部と末梢の減少が続く一方、胸部は安定推移の中、
2014年度微増の51,134本、2015年度51,005本見込み
(2)ポリエステル市場(Polyester):2014年度29,000本、2015年度28,995本見込み、
腹部・末梢はマイナス実績続くも、胸部は「4分岐管」「1分岐管」がアップ
(3)PTFE(ePTFE、PU、その他含む)市場:2014年度1.4%アップの22,134本、
2015年度22,010本見込み、2014年度は末梢分野が安定推移
企業別動向:テルモNo1シェア維持も、Polyester市場は日本ライフライン、
PTFE(ePTFE、PU、その他)では日本ゴアがアップ実績、海外M&Aにより国内流通経路の変更
Stent Graft市場
市場概要
市場動向:2014年度腹部領域メインで10,470本、2015年度:11,150本見込み、
胸部領域では8,400本(5,485例)、2015年度8,980本(5,935例)見込みの中、
新製品・新規参入によるシェア変動、胸部オープンステントグラフトは2015年度大幅増
§8 補助人工心臓セット
市場概要
市場動向:2014年度体外設置型補助人工心臓は206セット、2015年度239セット見込みの中、
カルディオが小児用で販売開始、体内植込型は2014年度122セット、2015年度143セット見込み、
St.Jude MedicalはThoratec買収
§9 血管系メタリックステント
Coronary Stent市場
市場概要
市場規模:2014年度出荷ベースで31.86万本(実質症例ベース:22.08万例)、
2015年度は31.81万本(同:22.17万例)見込み、
DESタイプは出荷ベースで2014年度95.0%(2015年度:96.4%見込み)
企業別動向:外資系3社DESはアップ実績の中、テルモが「Ultemaster」、
BSJが「SYNERGY」上市、アボットは生分解性Stentで先行
末梢血管用ステントセット(Coronaryを除く血管系メタリックステント)
市場概要
市場規模:浅大腿動脈(SFA)での市場拡大で、2014年度78,284本(推定症例数:54,490例)、
2015年度81,950本見込み(同:56,750例見込み)
企業別動向:J&Jコーディスジャパン:Cardinal Health JapanとBSJが高シェアの中、
新規参入・新製品上市により、部位別シェア変動の中、
日本ゴアのカバードStent「VIABAHN」が承認予定
§10 各種補填材料、補綴材料
市場概要
市場規模:2014年度トータルで3.7%アップの179億円、
2015年度は組織補強材一体型自動縫合器の大幅増で、194億25百万円見込み
市場動向
(1)心臓血管領域(組織代用人工繊維布:心血管系用):2014年度10億27百万円、
2015年度10億円見込みと右下がりの推移続く
(2)脳神経外科領域(人工硬膜・臓器欠損補強用):2014年度8億3百万円、
2015年度7億65百万円見込み、右下がりの推移続く中、臓器欠損補強用はプラス実績
(3)腹部領域(組織代用人工繊維布:ヘルニア修復・腹壁・胸壁補強用):
2014年度は6.7%アップの30億76百万円、2015年度12.8%アップの34億70百万円見込み、
メディコンの圧倒的シェアが続く中、有力企業はMIS症例と腹壁ヘルニアの新製品上市による強化
(4)一般外科・産婦人科(合成吸収性癒着防止材):
2014年度3.1%アップの122億41百万円、2015年度127億円見込みと安定推移、新規開発相次ぐ
(5)呼吸器・肺外科(組織代用人工繊維布:臓器欠損用補強材/
自動吻合器対応用):コヴィディエンジャパンの組織補強材一体型自動縫合器大幅増で、
2014年度7億53百万円、2015年度14億90百万円見込み
§11 人工関節
人工関節トータル市場
市場概要
人工関節市場規模:2014年度ユニットベースで2.9%アップの210,367セット、
2015年度4.0%アップの218,804セット見込み、
販売額ベースでは2014年度が0.9%アップの1,023億6百万円、
2015年度0.7%アップの1,030億37百万円見込み(2015年度は矢野経済予測)
企業別動向:上位5社のユニットベースシェア2014年度70.1%
(2015年度各社計画値:68.7%見込み)と、販売額シェアは71.3%(同:70.0%見込み)
リビジョン:カスタムオーダー市場
股関節リビジョンは1,112セット、膝関節は1,438セット
人工股関節・膝関節の低侵襲手術(MIS手術)の市場
市場概要
人工股関節のMIS症例市場動向:2014年度70,861セット、2015年度75,760セット見込み、
全出荷数に対する割合は58.3%(2015年度:57.5%)に
人工膝関節のMIS症例市場動向:2014年度51,830セット、2015年度55,756セット見込み、
片側置換は2015年度で8,064セット見込み
骨温存型人工股関節市場 2014年度65,559本、2015年度73,069本見込みと、2ケタアップ続く
腫瘍用人工関節市場
2014年度の総市場は573セット、2015年度655セット見込み
人工股関節市場
市場規模:2014年度ユニットベースで3.0%アップの12.15万セット、
2015年度は3.6%アップの12.59万セット見込み(各社見込みトータル:8.4%アップの13.17万セット)
企業別動向:5,000セット以上の上位9社は二極化実績の中、
股関節トータル市場に対してシェアダウン傾向続く
パーツ別市場動向
(1)ステムセメントレス:セメント固定は85.6:13.8とセメントレス採用比率が高い中、
若干であるがセメント固定割合高まる
(2)HAコーティング・アルカリ加熱処理ステム:2014度36,531本、2015年度41,744本見込み
(3)HA・AWガラスコーティング・アルカリ加熱処理カップ:2014年度21,177ケ、
2015年度20,368ケ見込みと右下がりの推移
(4)ジルコニアヘッド:2014年度3,522ケ、2015年度3,101ケ見込みに対して、
ZTAは2014年度33,108ケ、2015年度43,027ケ見込み
(5)セラTOセラ:2014年度4,051セット、2015年度4,695セット見込み
1.THA:THR市場
市場動向:2014年度ユニットベースで4.2%アップの55,759セット、
2015年度5.1%アップの58,578セット(各社見込み値トータル:60,809セット)
臼蓋側のセメントレスは92.2%、ハイブリッドは8.7%
THA:THRカップのクロスリンクポリエチレン市場:2014年度50,970個、
2015年度55,939個見込み
THA:THRのヘッドサイズ:2014年度「32mm」以上が60.2%、2015年度は64.2%の割合に
2.バイポーラ市場
市場動向:2014年度2.1%アップの65,499セット、
2015年度2.4%アップの67,054セット(各社見込みトータル:7.9%アップの70,663セット)見込み、
上位有力企業は二極化実績続く
3.単純人工骨頭・ユニポーラ市場:2014年度272セット、2015年度250セット見込み
人工骨頭帽市場:2014年度24ケ、2015年度19ケ見込み
人工膝関節市場
市場動向:2014年度2.5%アップの83,267セット、2015年度4.3%アップの86,818セット見込み
(各社見込み値トータル:6.0%アップの88,247セット)
手技別動向:2014年度セメント固定が80%弱
モバイルタイプは2014年度マイナス実績の11,934セット、2015年度13,006セット見込み、
HAコーティングタイプは3,452セット(2015年度:4,900セット見込み)
片側置換:2014年度6.1%アップの7,208セット、トルニエ・ジャパン、日本リマ参入
人工膝関節の手技別(CR, PS, CS)症例数:CR症例の増加が続く
自家培養軟骨について
人工肩・人工肘・人工指・その他関節
人工肩関節市場動向:2014年度REVERSE型がオンされたことで、24.3%アップの2,865セット、
2015年度は3,342セット見込み
人工肘関節市場動向:2014年度27セット減の845セット、
2015年度827セット(企業見込み値トータル790セット)
人工指・その他関節の市場規模と企業別動向:2014年度1,860セット、
2015年度1,936セット見込み(企業見込み値トータル:1,852セット)、
Wright Medical Technology製品に関しては、ライト・メディカル・ジャパンに移管
§12 ボーンセメント 脳外科用セメント:骨セメント
市場概要
人工関節固定用骨セメント
市場動向:人工関節用は、膝関節の症例が安定していることで、
2014年度は26億80百万円も、2015年度は経過措置対象の影響で、
24億95百万円見込み(アクセサリー売上:27.4%)、
ジンマー・バイオメット(旧:バイオメット・ジャパン)「COBLALT」シリーズは順調な推移
頭蓋骨用セメント
市場動向:対象症例の増加しない中、2014年度増税分のオンもありフラットな70百万円、
2015年度69百万円見込み
脊椎用骨セメント
市場動向:経皮的椎体形成術2014年度で2,100例、2015年度2,320例強見込み
§13 内固定材
市場概要
内固定材トータル市場規模:2014年度トータル市場は前年比1.8%アップの511億58百万円、
2015年度2.7%アップの525億48百万円見込み、アンカー、プレート&スクリューは安定推移続く
企業別動向:J&J Depuy Synthes(ジョイント&トラウマ、マイテック事業部)で、
2014年度138億12百万円(2015年度:134億3百万円見込み)、
日本ストライカー102億20百万円(同:102億5百万円見込み)、
ジンマー・バイオメットは2社分で70億円強の規模に
CHS・DHS・髄内釘大腿骨頸部型(ガンマタイプ)
市場規模:2014年度ユニットベースで前年比1.7%アップの97,502セット、
2015年度0.4%ダウンの97,132セット見込みと2012年度以降低成長続く
企業別動向:髄内釘 大腿骨頸部型上位3社二極化実績の中、第二グループがプラス実績に
ガンマタイプ(髄内釘 大腿骨頸部型)の市場動向:2014年度83,998セット、
2015年度は83,801セット見込み
キャニュレイテッドスクリュー(吸収性タイプ、頸部内側骨折用両端ねじ特殊型含む)
市場規模:2014年度3.5%アップの37,698セット、2015年度38,446セット見込み、
大腿骨頸部骨折(内側骨折)以外が36.2%に
企業別動向:両端ねじ型 大腿骨頸部用では、日本ストライカーが続伸の中、
日本エム・ディ・エムが大幅増、
キャニュレイテッドスクリューではメイラが安定した実績
髄内釘(インターロッキング・エンダー等)
市場動向:2014年度は1.3%アップの32,045セット、2015年度は32,729セット見込み
髄内釘(インターロッキングタイプ)の部位別動向(主要8社):上腕骨が45%強にアップ
その他内固定材(スクリュー、プレート、アンカー、ワイヤー、ピン、ステープル)
市場動向:2014年度2.0%アップの251億54百万円、
2015年度7.2%アップの269億48百万円見込み、プレートシステム、アンカーは市場拡大続く
プレート&スクリュー市場:トータルユニット数:2014年度6.4%アップの16.78万セット、
2015年度は8.7%アップの18.24万セット、
橈骨遠位端骨折用プレートは6.4%アップの5.79万セット、2015年度5.96万セット見込み
HTO(脛骨高位骨切り術)市場:2014年度31.8%アップの4,969セット、
2015年度5,157セット見込み、J&Jデピューシンセス圧倒的シェア
両端ネジ型ネジ・一般用市場:2014年度2.53万本、2015年度2.71万本見込み、
日本メディカルネクストが圧倒的シェアの中、メイラとJ&Jデピューシンセスが大幅増
吸収性スクリュー・ピン・メッシュ市場動向:2014年度微減の12億97百万円、
2015年度13億4百万円見込み
アンカー市場動向:2014年度117,528本、2015年度131,400本見込み、
J&Jデピューシンセスマイテック、S&Nエンドスコピー、Arthrex Japanがアップ実績
§14 ミニ・マイクロプレートシステム
市場概要
市場規模:2014年度は、主要区分の償還価格下落と症例数の伸び悩みで、
マイナス実績の75億3百万円、2015年度は微増の75億96百万円見込み
企業別動向:市場縮小の中、メディカルユーアンドエイがシェアアップ、
吸収性タイプは販売元移管もあり、若干のシェア変動
頭蓋骨弁固定製品市場:2014年度は吸収型クランプがオンされたことで40,020ケ、
2015年度45,335ケ見込み
吸収性市場:2014年度24億50百万円、2015年度新規参入・新製品上市で25億95百万円
§15 創外固定器
市場概要
市場規模:2014年度トータル市場21億77百万円、2015年度20億50百万円見込み
企業別動向:J&Jデピューシンセス、日本ストライカーが高シェア維持、
ディスポ展開企業は安定した実績を計上
ディスポタイプ市場動向:2014年度もアップ実績の2,017セット、2015年度は1,967セット見込み
§16 脊椎固定システム
市場概要
市場規模:2014年度CAGE採用症例増もあり、ユニットベースでは9.1%アップの87,690セット
(推定症例ベース:5.1%アップの57,250例)、2015年度各社93,046セット(同:60,800例)見込み
企業別動向:メドトロニックソファモアダネック高シェア維持も、
J&Jデピューシンセス、アルファテック・パシフィック、ニューベイシブジャパンが続伸、
ビー・ブラウンの新製品投入等、各社MIS製品強化
頸椎市場:頸椎CAGE症例の増加はあるが、
2014年度は10,778セット、2015年度は11,010セット見込み
椎体スペーサー・椎体間スペーサー市場:推定症例数はセラミックスを含めて
2014年度約3.66万例、2015年度3.82万例見込み、METALタイプが2015年度大幅増
経皮的椎体形成術2014年度で2,100例、2015年度2,320例強見込み
§17 人工靱帯・固定材料
市場概要
人工靭帯市場動向:2014年度32,480本、2015年度34,295本見込み、
うち「固定器具つき」が22,430本、2015年度23,495本見込みの中、
J&Jマイテック「RIGIDLOOP Adjustable Cortical Fixationシステム」上市
ACLスクリュー・ステープル(靱帯固定用製品)市場動向: 2014年度35,728本、
2015年度37,660本見込み
§18 人工骨(人工補填材料・人工補綴材料)
市場概要
市場規模:2014年度は前年比3.9%アップの86億39百万円、
2015年度0.2%ダウンの86億18百万円見込み、
吸収置換型は12.2%アップの25億6百万円(2015年度:26億29百万円見込み)、
整形外科分野は6.4%アップの60億33百万円(2015年度:61億79百万円見込み)に対して、
脳外科分野のマイナス成長続く
企業別動向:HOYAの高シェア続く中、
整形・脊椎インプラント展開企業の取り扱い増加で、疾患別競争力に
頭蓋骨特注品市場:年間1,950ケ弱の中、セラミックスタイプは1,065個、2015年度1,000個見込み
§19 皮膚欠損用創傷被覆材・真皮欠損用グラフト
市場概要
市場規模:2014年度皮膚欠損用創傷被覆材は0.3%アップの65億71百万円、
2015年度0.5%ダウンの65億41百万円見込み、真皮欠損用グラフトはアップ実績の6億60百万円、
2015年度6億65百万円見込み
褥瘡・糖尿病性潰瘍の採用は、2014年度で42億46百万円と右下がりの実績
企業別動向:上位寡占化、集約化が進む中、メンリッケヘルスケアのプラス実績続く
局所陰圧閉鎖処置療法(難治性創傷治療機器):2014年度26,400人、2015年度34,750人、
2015年度はカートリッジタイプが市場拡大
参考:自家培養皮膚「ジェイス」、自家培養軟骨「ジャック」で、2014年度6億73百万円、
2015年度10億47百万円見込み、「ジェイス」は巨大色素性母斑、表皮水疱症等での適用拡大計画
§20 組織拡張器(Tissue Expander)
市場概要
市場動向:一般用2製品の市場拡大はないが、乳房用は2014年度4,800セット弱、
2015年度7,500セット見込み
§21 人工鼻 HME・HMEF
市場概要
市場規模:HME+HMEFトータル市場:988.6万ケ、46億17百万円、
2015年度:947.5万ケ・44億15百万円見込み
§22 コラーゲンインプラント Collagen
市場概要
市場動向:ヒアルロン酸使用軟組織注入材等の上市で、
コラーゲンインプラントの承認品市場は、年間90百万円前後の推移
§23 胆管メタリックステント(胆道用メタリックステント)
市場概要
市場規模:2014年度ほぼフラットな19,415本、2015年度は20,180本見込み、経内視鏡は75%を突破
企業別動向:センチュリーメディカルが40%強までシェアアップ、
パイオラックスメディカルデバイスが経内視鏡「BILERUSH SELECTIVE」を上市
§24 食道・消化管ステント
食道用(メタリック)ステント
市場動向:2014年度5,900本、2015年度6,150本、
センチュリーメディカル「Niti-S食道ステント」が続伸の中、
Cook Japan「COOK Evolution 食道用ステントシステム」上市
消化管用(メタリック)ステント
市場動向:胃十二指腸用で2014年度5,500本(2015年度:5,800本見込み)、
大腸用Stent 2014年度7,800本、2015年度は8,200本見込み、
センチュリーメディカルが続伸の中、Cook Japanが十二指腸で本格販売開始
§25 気管・気管支、メタリックステント・チューブ
市場動向:ボストン・サイエンティフィック・ジャパン「Ultraflex」シリーズのみで市場形成の中、
シーマンが保険適用申請中
§26 人工喉頭・電気式発声器
市場概要
市場動向:音声回帰用人工補装具(人工喉頭)/電気式発生器トータルで、
2014年度3億4百万円、2015年度3億14百万円見込み、
人工喉頭で圧倒的シェアのアトスメディカルジャパンが呼気弁付上市
§27 尿道ステント/BPH(前立腺肥大症)治療用 メタリックステント
市場概要
市場動向:「一時留置型(1)長期留置型」で2,300~2,350本の推移
参考資料:前立腺肥大治療装置市場について
§28 人工腎臓透析市場 Hemodialysis
市場概要
患者数:2014年末の慢性透析患者6,010人増(1.9%アップ)の320,448人、
導入患者数は前年比0.6%アップの38,327人、死亡患者数は0.1%減の30,707人
ダイアライザー:HD、ヘモダイアライザー:HDF
市場規模:HD、HDFの流通政策とHDF患者数増で、2014年度5,472.5万本、
2015年度5,542万本見込み、うちダイアライザー(HD)は4,821万本(2015年度:4,783万本見込み)、
HDFは652万本(同:759万本見込み)
企業別動向:HDは各社微増・微減の中、HDFでは上位2社が大幅増
人工透析用血液回路
市場動向:前年度の流通量の大幅増から、2014年度は1.4%アップの5,404万セット、
2015年度も1.1%アップの5,466万セット見込み
透析装置
市場動向:消費増税後の反動もあり、
2014年度はマイナス実績の15,625台、2015年度は17,180台見込み
在宅血液透析
市場動向:2014年末の患者数は約530人、2011年以降年間50人以上の増加
人工腎臓透析用剤
市場動向:On-line HDF 患者の増加で、2014年度218億円12百万円、
2015年度222億90百万円見込み、うち粉末製剤市場は139億72百万円
(2015年度:146億40百万円見込み)
腹膜透析:PD市場
市場動向:2014年末も患者数減
§29 人工肛門・人工膀胱(ストーマ装具)
市場概要
市場規模:新規ストーマ造設、永久ストーマ患者数の伸び率低下の中、
2014年度は3.2%アップの156億59百万円、2015年度は2.6%アップの160億63百万円見込み、
うち人工肛門は121億49百万円(2015年度:124億88百万円見込み)、
人工膀胱35億10百万円(同:35億75百万円見込み)
企業別動向:大きなシェア変動がない中、ダンサックが人工肛門でのシェアアップ、
ホリスターも「やわぴた」が好調な実績に
§30 人工内耳(セット)
市場概要
市場動向:2014年度1,050システム、2015年度1,150システム見込み、
MED-EL社が直販体制になる一方、日本バイオニクス製品は日本光電と提携
新生児聴覚障害検査(スクリーニング)装置について
§31 脳動脈瘤手術クリップ
市場概要
市場規模:2014年度56,600ケ、2015年度56,300ケ見込みと右下がりの一方、
塞栓コイル症例は12,100例、2015年度:12,900例見込みの中、更なる新デバイスの販売が開始される
企業別動向:参入3社伸び悩みの中、上位2社で96%弱のシェア
§32 シャントバルブ
市場概要
市場規模:2014年度微増の15,860ユニット、2015年度16,140ユニット見込み、
圧可変式は14,250ユニット(2015年度:14,580ユニット見込み)、
iNPH症例数は7,500例(矢野経済推計)
企業別動向:J&JがNo1シェア維持も、日本メドトロニック、ビー・ブラウンエースクラップがシェアアップ
§33 (カテーテルアクセス)ポート・CAP
市場概要
市場規模:2014年度小児用上市等で、3.0%アップの103,093ケ/セット、
2015年度5.0%アップの108,250ケ/セット見込み、静注用は95,533ケ/セットに
企業別動向:メディコンが圧倒的シェアを保持している中、
住友ベークライト、テルモ(テルモ・クリニカルサプライ)がシェアアップ
§34 止血・接着材(剤)
市場概要(止血・接着材:剤)
市場動向:2014年度フィブリン糊の薬価改定の影響で、0.1%ダウンの179億57百万円、
2015年度1.3%アップの181億84百万円、
外科系止血材・外科用接着用材料は新規参入と流通ルート変更相次ぐ
PartⅢ 参入企業分析
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