2021年版 健康食品の受託製造(OEM)市場
拡大基調を続ける健康食品市場において商品生産の中核を担うのがOEM企業である。
近年、商品生産を中核に、商品企画や機能性表示食品への対応、消費者への配送など、顧客対応を強化する総合型企業が見られるほか、特定の剤形・加工に強みを発揮する専業系企業など、競合が激化する受託製造市場において、各社の差別化戦略が活発化している。また、近年、海外需要の取り込みが各社の業績に大きく影響を与えつつあり、市場拡大の鍵となっている。
当該レポートにおいて、健康食品市場の需要を先行するOEM企業の状況・戦略を分析し、業界展望を明らかにいたします。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:健康食品受託製造市場を広く調査・収録することによって当該市場に関するマーケティング戦略作成のための基礎資料とする。
調査対象:健康食品受託製造企業を中心に、最終製品販売会社、原料メーカーを調査対象とした。また、併せて関連団体・省庁への調査も行った。
調査方法:専門調査員における直接面接取材、電話取材を実施した。
調査期間:2021年4月~2021年6月
健康食品受託製造市場に関する調査を実施(2021年)
2020年度の健康食品受託製造(OEM)市場規模は前年度比0.8%増の1,566億円
~コロナ禍において基礎栄養・免疫関連商材、ダイエット関連、海外の受注が好調に推移~
- 健康食品の受託製造市場は、堅調な国内需要に加え、輸出向けが増加し緩やかな拡大基調を辿る。ファブレスが多い健康食品市場において、通販事業者や、大手医薬品・食品メーカーからの受注を獲得している総合受託大手企業や得意技術を有する中堅OEMメーカーの業績が堅調。さらに引き合いが強まる機能性表示食品に対する受託メーカー各社の取り組みを徹底検証。
- 剤形別では、近年需要が高まるプロテインなど、顆粒・粉末の需要が拡大基調。また、好調な乳酸菌やビタミン関連の主力剤形であるハードカプセルが好調に推移。包装形態では、アルミパウチが伸長。
- 参入企業が増加する中、OEMメーカーには差別化が求められており、独自素材の開発・展開、製剤技術の開発、加工技術の高度化(ナノ化、精製脱臭、マスキング、コーティング、脂溶成分の可溶化、等)、品質管理体制強化などが進んでいる。特に、品質管理面については、大手医薬品・食品メーカーの健康食品市場参入が進む中で、要求レベルが高まっている。
- あらゆる剤形を原料仕入から最終製品製造まで一貫して受託する総合系、特定の加工・剤形に強みを持つ専業系など、約20社の事業戦略を徹底分析。また、メーカーシェア・ランキングを算出・掲載。
- 健康食品受託製造市場を中心として、健康食品産業の川上から川下までを網羅した必携の一冊。
- 《前回版との違い》造粒・コーティング技術 のフロイント産業、富山が本社の健食OEM企業・協和薬品の個票を追加
調査結果のポイント
第Ⅰ章 健康食品受託製造市場の動向
第Ⅱ章 健康食品(末端製品)の市場動向
第Ⅲ章 健康・機能性食品素材(バルク原料)の市場動向
第Ⅳ章 有力企業の動向
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