2021年版 酒類市場の現状分析と将来展望
新型コロナウイルス感染拡大で大きな打撃を受けた2020年度の酒類市場。業務用チャネルの落ち込みが深刻で、2021年度に入っても回復の兆しは見えてこない。一方で、家飲み需要の増加による家庭用チャネルは好調で、メーカー各社が家庭内需要の取り込みを目指して活動を強化している。
カテゴリーでは、これまで11年連続で拡大してきたウイスキーが落ち込む一方、低アルコール飲料は13年連続での拡大とコロナ禍で明暗が分かれた。また、国内市場の苦戦をしり目に各社が海外に目を向け始めており、コロナ禍においても輸出金額で拡大が続くなど、清酒、ウイスキーを中心に活動が活発化している。
本書ではカテゴリー別、チャネル別の企業戦略を取材し、ウィズコロナ・アフターコロナに向けた企業の今後の方向性、マーケットの方向性を分析している。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:酒類市場を広く調査・収録することによって、当該市場に関するマーケティング戦略作成のための基礎資料とする。
調査対象:酒類メーカー等を調査対象とし、併せて卸等、関連企業への調査も行った。
調査方法:専門調査員における直接面接取材、アンケート調査、電話取材を実施した。
調査期間:2021年9月~2021年11月
酒類市場に関する調査を実施(2021年)
2020年度の酒類市場は前年度比7.9%減の3兆2,050億円と大幅減、2021年度も回復見込めず
~コロナ禍に翻弄される酒類市場、業務用の低迷と家庭用の伸長が顕著に~
- コロナ禍で大きな打撃を受けている酒類市場における、各社の生き残りの戦略を徹底分析。
- 段階的なビール類の酒税一本化を見据え、ビールの強化を急ぐ各社の戦略を解説。盛り上がりを見せるクラフトビール市場の動向も解説。
- 好調な家庭内需要の取り込みを各社はいかにして狙っていくのか?また、アフターコロナを見据えた業務用の反転攻勢をどう考えているのか?商品戦略、販促・プロモーション戦略を含めて読み解いていく。
- 主要カテゴリー別の市場動向、市場規模、企業別シェア、主要参入企業動向を解説。
- 国内市場の低迷を受け、海外市場への取り組みを各社積極化。清酒・焼酎メーカーの進出国、販売状況、課題・問題点等を抽出し、現在の海外展開状況を分析。主要国(アメリカ、ヨーロッパ、東アジア各国、東南アジア各国)の酒類市場の動向も解説。
- 主要企業(メーカー、卸/インポーター)29社に直接取材。各社の戦略、商品動向を詳しく解説。
- 前回版との違い:酒類市場における注目のトピックスを掲載(酒類メーカーにおけるDX 戦略、酒類D2C、等)
調査結果のポイント
第Ⅰ章 酒類総市場の動向
第Ⅱ章 酒類カテゴリー別市場動向
第Ⅲ章 酒類の海外展開に関する動向
【酒類輸出数量推移】【酒類輸出金額推移】
(1)アメリカ
(2)ヨーロッパ
(3)東アジア
①中国
②韓国
③台湾
④香港
(4)東南アジア
①インドネシア
②シンガポール
③タイ
④ベトナム
⑤ミャンマー
⑥フィリピン
・輸出業者リスト
・海外サプライヤーリスト
第Ⅳ章 有力酒類メーカーの動向
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