2021 ギフト市場白書
フォーマルギフトのカジュアル化などギフトオケージョンの多様化、モノだけでなくコト/体験までといったギフトアイテムの多様化、そしてSNS上で贈りあうソーシャルギフトの急成長といったギフトチャネルの多様化など、ギフト市場を取り巻く環境は大きく変化しています。
コロナ禍も2年目を迎え、家族や友人と直接会えない、お盆やお正月に帰省することができないといった日々を過ごすなか、特に昨今は、直接会う代わりに気持ちを贈る「ギフト」の存在感が高まりました。母の日や父の日、誕生日といった機会だけでなく、減少トレンドを辿っていた中元・歳暮商戦においてでさえこれまでギフトを贈っていなかった人々による購買が見られており、コロナ前と比べて売上が増加している企業が数多く存在しています。冠婚葬祭やイベントでのノベルティなど人々が集うことで発生していたギフトは大きく低迷しましたが、withコロナという要素が加わったことで、非接触型ギフトである「ソーシャルギフト」や「ポイントギフト」にも注目が集まっており、ギフト環境は新たな局面に移行したと言えます。
本調査レポートは、ギフト業界を体系的に調査・編集し、ギフト市場を総合的に把握いただけるよう企画しました。ギフトの市場規模、チャネル別、アイテム別、オケージョン別市場を算出しているマーケティング資料です。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:近年、生活者の趣味・嗜好は多様化し、ギフトの「定番」がなくなりつつある。贈られた人が喜ぶものであれば、全てギフトになる今、小売業は全て「ギフト好適品」を取り扱う業種であるともいえ、ギフト市場においては、もはや競合は「同業他社」ではなく小売市場全体となった。フォーマルなイベントギフトからプチギフトまでといったギフトオケージョンの多様化、モノだけでなくコト/体験までといったギフトアイテムの多様化、それに伴うギフトチャネルの多様化、最近のトレンドとしてソーシャルギフトや自分へのギフトなど、ギフト市場を取り巻く環境は大きく変化している。気軽に人に会えなくなってしまったコロナ禍においては、人々が集うことで発生していたギフト需要は大打撃を受けているが、個人間においてはギフトを介したコミュニケーションが重要視されており、特需とも言える事象も発生している。
そこで、本書においては、ギフト市場を総合的に把握できるよう調査・編集した。
調査対象:ギフト卸・メーカー・小売等、ギフトに関係する企業
調査方法:弊社研究員による直接面接取材/電話取材及び郵送・FAX 等による補足調査/文献調査その他データ収集
調査期間:2021年10月~2021年12月
ギフト市場に関する調査を実施(2021年)
2021年の国内ギフト市場規模は前年比102.2%の10兆1,040億円の見込
~大打撃を受けた2020年からは伸長したものの、2019年の水準までの回復には至らず~
- チャネル別、アイテム別、オケージョン別市場規模を掲載。
- ギフト市場のトレンド分析:ギフトの多様化に対し、卸・小売各社はどのような施策を講じているのか。
- 前回版との違い:「帰歳暮」や「ソーシャルギフト」など、withコロナで盛り上がったギフトトレンドの行く末を徹底調査。
調査結果のポイント
Ⅰ.ギフト総市場の市場規模推移と予測
Ⅱ.オケージョン別市場動向
Ⅲ.チャネル別市場動向
Ⅳ.アイテム別市場動向
Ⅴ.主要企業の事例研究
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