調査目的：本書においては、主要床材メーカーの床材事業への取り組み実態、各種床材の市場実態及び展望などを中心とした調査・分析を実施し、下記を明らかにすることを目的としている。
（１）床材を取り巻く市場環境
（２）床材の種類別動向
（３）主要メーカーの床材事業への取り組み 
調査対象市場（国内市場）：（１）複合フローリング（２）カーペット（３）建材畳（４）塩ビ系床材（５）フリーアクセスフロア（６）乾式遮音二重床（７）床タイル（８）塗り床材（９）住宅用床暖房システム
調査対象：床材メーカー、各種床材関連協会・団体
調査方法：弊社研究員による直接面接取材及び電話ヒアリング等／文献調査、その他データ収集
調査期間：2021年12月～2022年2月

床材市場に関する調査を実施（2021年）
2020年度の床材（9分野）市場規模は前年度比12.1％減の4,534億円
～コロナ禍により住宅向け・非住宅向け共に苦戦、床材市場全体が縮小～

• 市場動向
  ・2020年度はオリンピック関連需要の終了で全体として市場が縮小する中、コロナ禍の影響を大きく受ける。
  ・2021年度に入り、住宅向け床材は新築住宅着工の回復に牽引。非住宅向け床材は首都圏の再開発案件などが動き出し、オフィス向け床材は堅調。しかし、床材市場全体として原材料価格の急激な変化や供給不足に見舞われ、対応を求められている。
• メーカー動向
  メーカー各社において、SDGsや環境を軸に据えた事業展開や製品開発・提案が進んでいる。一方で対応が進んでいない分野やメーカーもあるなど、対応状況は様々である。
• NEW
  最新の市場動向、コロナ禍の影響や市場の変化、各メーカーの新製品動向、環境・SDGs対応状況などを掲載。