2022年版 介護食、高齢者食、病者食(特別食、調整食)の市場実態と展望

発刊日
2022/09/28
体裁
A4 / 354頁
資料コード
C64112700
PDFサイズ
32.9MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:当調査では、介護認定を受けた高齢者等の使用を想定した『介護食』、介護食品を使用するまでには至らないものの、軟らかさやカロリー調整等、高齢者の身体的、栄養的な特徴を考慮した、比較的健康な高齢者の使用を想定した『高齢者食』、及び腎臓病や糖尿病等の病者の使用を想定した『病者食(特別食、調整食)』の3市場について、市場の現状と今後の展望について調査・分析した。
調査対象製品・サービス
<介護食(介護食品)>介護認定を受けた高齢者等の使用を想定した食品。病院、高齢者施設で入院・入所者に提供される調理品(給食)、在宅配食サービスで提供される調理品(弁当)、病院、高齢者施設、在宅で使用される加工食品。
<高齢者食(高齢者食品)>介護食品を使用するまでには至らないものの、軟らかさ、カロリー調整、不足栄養素の補給等、高齢者の身体的、栄養的な特徴を考慮した、比較的健康な高齢者の使用を想定した食品。高齢者施設で入所者に提供される調理品(給食)、在宅配食サービスで提供される調理品(弁当)、在宅で使用される加工食品。
<病者食(特別食、調整食品)>腎臓病や糖尿病等の病者(患者)の使用を想定した病態に応じた食品。病院、高齢者施設で入院・入所者に提供される調理品(給食)、在宅配食サービスで提供される調理品(弁当)、病院、高齢者施設、在宅で使用される加工食品。
調査対象企業:給食サービス企業、在宅配食サービス企業、加工食品メーカー合計70社
調査方法:弊社専門研究員による直接面接調査、及び電話等による間接調査。
弊社保有オリジナルデータ、及び各種統計データ等の分析。
調査期間:2022年7月~2022年9月

調査結果サマリー
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介護食、高齢者食、病者食の市場に関する調査を実施(2022年)
介護食、高齢者食、病者食の市場規模は加工食品、調理品ともに今後も堅調に拡大の見通し
~高齢化、単身化、生活習慣病が市場の追い風に~

資料ポイント
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  • 高齢化、単身化、生活習慣病が市場の追い風
  • 高齢者は病院、施設から在宅へ移動
  • フレイル、サルコペニアが健康課題に
  • 在宅市場が拡大する嚥下食
  • 人手不足が咀嚼困難者食の市場を牽引
  • チュアブル容器で手軽に栄養補給
  • 商品ラインが拡充する特別用途食品
  • 在宅配食はチルドから冷凍に
  • 朝食調理の救世主、冷凍完調品メニュー
  • たんぱく・エネルギー強化で低栄養を改善
  • UDFが新たに拡張規格を追加
  • 注目集める70社を掲載
  • 前回版との違いとして、特別食、調整食を市場分析

リサーチ内容

第Ⅰ章 注目市場動向

1.注目される介護食、高齢者食、病者食
2.高齢化、単身化、生活習慣病増加が追い風に
3.高齢者は病院、施設から在宅へ
4.注目されるサルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドローム
5.入院、入所においても「食べる喜び」と「栄養摂取」を両立
6.市場拡大する「UDF」、新たに拡張規格を追加
7.スマイルケア食は青マークが増加
8.在宅高齢者の栄養管理ガイドラインとNSDの活動
9.在宅配食サービスでは冷凍弁当が堅調推移
10.注目集める介護予防食
11.様々な形態に分化する濃厚流動食
12.介護食、高齢者食、病者食の流通を担う「全病食」
13.ウイズコロナの時代と参入企業の戦略
14.令和4年度診療報酬改定(栄養関連)
15.令和3年度介護報酬改定におけるBCP対応
16.介護食、高齢者食、病者食の将来展望

第Ⅱ章 介護食の市場分析

1.市場動向
  1)嚥下食
  2)咀嚼困難者食
  3)濃厚流動食
2.参入企業動向
  1)加工食品メーカー
  2)給食サービス企業
  3)在宅配食企業
3.製品動向
  1)嚥下食(とろみ調整食品、ゲル化剤、デザートベース食品、水分補給ゼリー)
  2)咀嚼困難者食(やわらか食、ブレンダー食、形そのまま、デザート類等)
  3)濃厚流動食(総合栄養流動食、病態別流動食、等)
4.市場規模推移(2017~2021年度)
5.カテゴリ別市場構成比(2021年度)
6.現状の問題点と課題
7.今後の市場見通し
8.市場規模予測(2022~2026年度)

第Ⅲ章 高齢者食の市場分析

1.市場動向
2.参入企業動向
  1)加工食品メーカー
  2)給食サービス企業
  3)在宅配食企業
3.製品動向
  1)介護予防食(加工食品、入所高齢者食)
  2)健康バランス食(在宅配食サービス)
4.市場規模推移(2017~2021年度)
5.カテゴリ別市場構成比(2021年度)
6.現状の問題点と課題
7.今後の市場見通し
8.市場規模予測(2022~2026年度)

第Ⅳ章 病者食(特別食、調整食)の市場分析

1.市場動向
  1)入院患者食、入所高齢者食
  2)在宅配食サービス
  3)加工食品
2.参入企業動向
  1)加工食品メーカー
  2)給食サービス企業
  3)在宅配食企業
3.製品動向
  1)たんぱく調整食
  2)エネルギー調整食
4.市場規模推移(2017~2021年度)
5.カテゴリ別市場構成比(2021年度)
6.現状の問題点と課題
7.今後の市場見通し
8.市場規模予測(2022~2026年度)

第Ⅴ章 有力介護・高齢者・病者食企業の個別実態(70社)

<加工食品メーカー・卸>(36社)
 
アサヒグループ食品
~2022年9月、「バランス献立」の「うらごし素材」を発売
 
旭松食品
~2022年春、「ふんわりなめらかシリーズ」に玉子焼き、焼き鳥、こんにゃくを追加
 
アボットジャパン
~病態別を主要テーマに流動食を製品開発
 
イーエヌ大塚製薬
~2022年4月、「かむ力が弱くなった方向けの食事」「お弁当シリーズ」を追加
 
大塚製薬工場
~「ハイネックス」で濃厚流動食品をグローバル展開
 
カセイ食品
~カルシウムや鉄、亜鉛を強化した栄養機能性食品に注力
 
キッセイ薬品工業
~介護・高齢者向け食品とたんぱく質調整食品に注力
 
木徳神糧
~専門企業として米事業を深耕、自社ECサイトを展開し販売拡大
 
キユーピー
~2024年の義務化に向け、介護現場のBCP対応をサポート
 
クリニコ
~在宅の一般消費者の理解を深めるよう努める
 
ケイエス冷凍食品
~UDF区分「容易にかめる」「歯ぐきでつぶせる」を約30アイテム展開
 
国分グループ本社
~生協やECに向けて介護食品の取引拡大を狙う
 
タカキベーカリー
~「らくらく食パン」はUDF区分の“舌でつぶせる”
 
タスカル
~介護施設向け通販カタログ「imeal(アイミール)」を発行
 
大冷
~UDF区分「容易にかめる」の楽らく柔らかシリーズ、楽らく匠味シリーズを展開
 
大和製罐
~「エバースマイル」でムース食、とろみ付き飲料を総合展開
 
テルモ
~栄養不良に向けた栄養補給食品に注力
 
トーアス
~スパウトパウチの半固形流動食、ソフトバッグの液体流動食を受託生産
 
堂本食品
~「思いやり堂本便」で市場の変化に対応
 
ニチレイフーズ
~今後は必要な栄養素を加味した商品を充実図る
 
日清オイリオグループ
~低栄養問題の解決用途でMCT関連商品が好調
 
ニュートリー
~特別用途食品「えん下困難者用食品」のラインアップを充実
 
ネスレ日本
~『アイソカル ゼリー』を大幅に強化、高齢者の健康をサポート
 
ハウス食品
~「ケアフード」を業務用と市販用で展開
 
林兼産業
~新シリーズ「やわらくマルシェ」の拡販が第一の目標
 
バイオテックジャパン
~業界初の低たんぱく設計「越後ごはんシリーズ1/40」を発売
 
フードケア
~介護用食品を核に、栄養補給食品や病態別食品を展開
 
ふくなお
~「食べる幸せ」を届ける介護食のプロ集団
 
フジッコ
~漬物と豆、その他惣菜を軸に、新カテゴリへの参入を検討
 
ヘルシーフード
~卸売業と並行し、自社オリジナル商品を企画開発
 
ホリカフーズ
~食べて美味しい食品、食品由来の天然素材に拘る
 
マルハニチロ
~「食のバリアフリー化」を推進、超高齢化社会に対応
 
三島食品
~同一商品で複数メニューを提案、汎用性を高め既存商品を販売促進
 
明治
~超高齢社会の食生活に新しい価値を持った商品を提供
 
𠮷野家
~レトルト商品「きざみ牛丼の具」「やわらか牛丼の具」はUDF規格
 
六甲バター
~プロセスチーズの技術を応用し介護食品に参入
 
<給食・在宅配食企業>(34社)
 
あおもりコープフーズ
~「配食新商品の開発」「冷凍商品の生産研究」に重点置く
 
一冨士フードサービス
~2022年は関東圏を再編し事業を効率化、合併効果を追及
 
イフスコヘルスケア
~特養、老健、有料老人ホーム、デイサ、保育所、病院に注力営業
 
魚国総本社
~ヘルスケアサービス受託先の半数程度が「K-MOS」を使用
 
エ-ムサービス
~完調品の活用とグランドメニューの提案で現場の作業負担を軽減
 
大阪いずみ市民生活協同組合
~2021年度の夕食宅配事業は15億円に拡大
 
クックデリ
~「高齢者食のセーフティネットを築く」をミッションに二桁成長
 
グリーンハウス
~2022年5月、「認定栄養ケア・ステーション」を2ヶ所で受ける
 
コンパスグループ・ジャパン
~2022年2月、栄食メディックス、日本給食サービス等を吸収合併
 
シダックスフードサービス
~自社CKの活用で中小病院の人材不足に対応
 
シニアライフクリエイト
~介護予防を目的に『極 栄養食』を開発、行政の配食専用商品として展開
 
シルバーライフ
~2022年3月、加須物流センターが稼働
 
生活協同組合コープこうべ
~「まいくる」に加え「冷凍まいくる」も好調、2021年以降倍増
 
ソーシャルクリエーション
~施設向け冷凍食材サービス「nico:meal (ニコミール)」を開始
 
SOMPOケアフーズ
~2022年5月、高栄養の『食楽膳プラス』を発売
 
東洋食品フードサービス
~クックフリーズの活用で人件費を削減し生産性を向上
 
ナリコマエンタープライズ
~2022年3月、介護食専門の神戸セントラルキッチンが稼働
 
日米クック
~完全調理済み食材を直営施設へ提案
 
ニッコクトラスト
~特養を中心とした高齢者施設の受託拡大に努める
 
日清医療食品
~創業50年を迎え、10年先を見据えて競争力を最大化
 
日本ゼネラルフード
~積極的にクックチルや真空調理を導入し効率化図る
 
はーと&はあとライフサポート
~今後は「ヘルスケア領域」に軸足を移し全国展開へ
 
ハーベスト
~東京都下の自社工場で嚥下困難者向け「ソフト食」を製造
 
フジ産業
~『クックパック』で高齢者施設給食を差別化
 
富士産業
~高い専門性が要求される急性期病院や大学病院の受託に注力
 
ベスト
~在宅配食、給食、高齢者ソフト食を事業展開
 
ミールケア
~33期中期経営計画のテーマは「給食総合companyへの挑戦」
 
みやぎ保健企画(セントラルキッチン事業部)
~クックチルによるCK/SK方式で運営
 
メーキュー
~CPUを活用、クックサーブ、クックチル、真空調理で大手と差異化
 
メディカルフーズ
~メディカル惣菜と自宅療養者向け冷凍弁当などが業績を牽引
 
メフォス
~生産性の向上に向けて積極的にDXを推進
 
LEOC
~引き続き病院、高齢者施設等に営業注力
 
レパスト
~「お食事宅配便」「まごころ工房」「中食」と給食のシナジー高める
 
ワタミ
~自治体との連携で付加価値の高い配食サービスを提供

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