調査結果のポイント
第1章:紙パッケージ市場の現状と展望
紙パッケージは1兆8,000億円市場
原燃料高で紙化の流れは停滞も、価格転嫁効果で2023年度も拡大見込み
〈図表〉紙パッケージ市場規模の推移
〈図表〉紙パッケージ別の市場規模推移
〈 表 〉脱プラスチックに向けた主な動き
〈図表〉紙パッケージ別の構成比(2022年度)
〈図表〉紙パッケージの機能別構成比の推移
サステナブルパッケージに対するブランドオーナーの選択肢が広がっている中で、
紙素材も新たな環境価値を提案する必要性が高まる
2030年度の紙パッケージ市場は2022年度比二桁拡大と予想
人口減や省包装化が再び重石になるも、紙化需要を追い風に緩やかな成長軌道を描く
〈図表〉紙パッケージ市場の需要予測(2023~2030年度)
〈図表〉紙パッケージ別の需要予測(2023~2030年度)
〈図表〉機能別の紙パッケージの需要予測(2023~2030年度)
〈図表〉紙パッケージの機能別構成比予測(2023~2030年度)
第2章:段ボール市場の動向
コロナ禍で減少した段ボール需要は回復基調で推移も、22年秋から低調
巣ごもり需要は一巡、外需も現状段ボール需要には繋がらない中、物価高が需要を直撃
〈 図 〉段ボール・段ボール原紙 生産量推移
〈 表 〉段ボール生産月別推移
〈 表 〉段ボール生産・消費(次工程投入)・出荷 年別推移
〈 図 〉段ボール伸長率とGDP実質成長率
〈 図 〉段ボール原紙 月末在庫量推移
〈 表 〉段ボール原紙 国内の主な増産一覧
〈 表 〉段ボール原紙メーカー生産・在庫
〈 図 〉段ボール原紙 輸出量推移
〈 表 〉段ボール原紙 仕向地別輸出数量
〈 図 〉段ボール原紙 グループ別シェア
〈 表 〉2022年度 段ボールグループ別メーカーシェア(平均月産量)
当面は物価高等の影響受けるも、段ボール需要は中期的にはまだ伸びる余地あり
〈図表〉段ボール市場の需要予測
〈 表 〉段ボール原紙・シート価格推移
〈 図 〉全国の段ボール原紙工場
〈 表 〉段ボール原紙輸入量
〈 表 〉段ボール原紙輸出推移
第3章:紙器市場の動向
新型コロナの影響で20年度は落ち込むも、21年度、22年度は回復基調で推移
23年度もインバウンド需要の本格回復が後押しし、市場はコロナ前の水準に回復見込
〈図表〉紙器市場の推移
〈図表〉需要分野別の構成比(2022年度)
〈図表〉需要分野別の市場規模推移
〈 図 〉食品分野における紙器市場規模の推移
〈 図 〉飲料分野における紙器市場規模の推移
〈 図 〉医薬品分野における紙器市場規模の推移
〈 図 〉化粧品分野における紙器市場規模の推移
〈 図 〉ティッシュ分野における紙器市場規模の推移
〈 図 〉ラップカートン分野における紙器市場規模の推移
〈 図 〉石鹸・洗剤分野における紙器市場規模の推移
〈 図 〉電機製品分野における紙器市場規模の推移
マイクロフルートの2022年度市場規模は再び拡大
巣ごもり需要に陰りも成長を維持、顧客の利便性向上や脱プラ促進に貢献
〈 図 〉マイクロフルート品 市場規模の推移
〈 図 〉製品素材別に見た紙器印刷市場規模の推移
〈 図 〉製品素材別構成比の推移
省包装化、軟包装化が足かせになり、2024年度以降は低調推移と予想
〈 図 〉紙器市場 需要予測(~2030年度)
第4章:紙カップ(コップ)市場の動向
人流回復による紙カップの成長トレンドは2023年に入り落ち着きを見せる
〈 表 〉用途別紙カップ出荷動向
〈 表 〉紙カップメーカー出荷量推移
〈 表 〉飲料用紙カップ出荷動向
食品用、主力用途ではヨーグルト向けが縮小の一方でスープ・カップ麺向けは好調
冷菓は2023 年の猛暑で前年比二桁成長示す
〈 表 〉紙カップ出荷動向(ヨーグルト用、スープ・カップ麺用、
冷菓用、納豆用、デザート類用、食品用その他用)
〈 表 〉紙カップメーカー 用途別出荷量(2020年度~2023年度見込み)
第5章:紙カートン(パック)市場の動向
紙カートンメーカーの価格修正の動きは2024年度も継続
ダウントレンド続く国内市場、
海外にビジネスチャンスを見出し輸出や協業に乗り出す動きも
〈 表 〉国内主要紙カートンメーカー 価格修正動向(2022年以降)
〈 図 〉紙カートン市場規模推移(個数ベース)
「プレミアム牛乳」を引き立てる差別化容器として採用された口栓付き牛乳カートンは
安価な加工乳へと消費者が流れる中で採用進まず
パーソナルサイズの口栓付きカートンは清涼飲料の容器バリエーションの一つとして定着
PETボトル、チルドカップの中身を取り込み採用実績増やす
〈図表〉口栓付き紙カートン市場規模推移
〈 表 〉口栓付き紙カートン入り牛乳の概要
〈 表 〉大手乳業メーカーの牛乳類売上高推移と黒字化に向けた施策
〈 表 〉紙カートンメーカー別口栓付き紙カートン展開状況
学乳用カートンではストローレス・直飲みタイプの採用が拡大
プラスチックボトルに代わるポンプ付き紙カートンは
液体ソープ手指消毒液容器として定着
〈 図 〉プラスチックポンプ容器代替の紙カートンの例
〈 表 〉紙カートンメーカー出荷量推移(原紙ベース/個数ベース)
〈 表 〉中身別紙カートン市場推移(2020~2023年度見込み)
〈 表 〉紙カートンメーカー中味別出荷量推移
〈 表 〉口栓付き新型紙容器採用事例(一部) ※330ml超
第6章:紙袋市場の動向
コロナ禍や紙袋有料化で手提げ袋は減少も、角底袋はテイクアウト需要を背景に活性化
〈図表〉紙袋の品種別市場規模推移(数量ベース)
〈図表〉紙袋の品種別市場規模推移(金額ベース)
手提げ袋は脱プラ、レジ袋有料化が市場の活性化を促すも、
EC化、紙袋有料化などが打ち消す
〈図表〉手提げ袋 市場規模推移
〈 表 〉手提げ袋需要に与える影響および数量・単価の指数推移
〈 表 〉プラスチック製レジ袋の使用量と減少量の内訳推移
角底袋はファストフードなどのテイクアウト需要が拡大、
感染収束で失速も宅配袋が新たな需要を創出
〈図表〉角底袋 市場規模推移
2026年度に手提げ袋が角底袋を上回る見通し、脱プラ追い風に
紙袋市場はコロナ前水準を回復へ
〈図表〉紙袋 品種別の需要予測(数量ベース)
第7章:パルプモールド市場の動向
ドライモールドと異なる滑らかな質感、パッケージ用途を中心に関心が高まる
〈 図 〉パルプモールドの基本的な製造方法
2022年度市場規模は前年度比8%増、テイクアウト需要や脱プラが成長促す
〈図表〉ウェットパルプモールド 市場規模推移
大黒工業など15~20社が参入、4つのカテゴリーに分かれて特長を発揮
〈 図 〉ウェットパルプモールド 参入企業の現在の位置づけ
〈 表 〉ウェットパルプモールド 参入企業の概要
用途の広がり、品質と価格のバランスがプラ代替容器に台頭するための課題
市場は2023年度以降も拡大続くと予想、欧州法規制が日本に波及すれば急成長も