2012年版 リチウムイオン電池部材市場の現状と将来展望~セパレーター編~

リチウムイオン電池は、小型民生向けから自動車、電動工具、電動自転車/バイク、産業機器、スマートグリッド関連、UPS等、中・大型向け需要が立ち上がりつつあります。新規参入企業も増加しており、注目の市場となっております。本調査レポートでは、リチウムイオン電池主要四部材のうち、セパレーター市場を取り上げてレポートいたしました。

発刊日
2012/04/27
体裁
A4 / 105頁
資料コード
C54103800
PDFサイズ
1.5MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:国内および韓国、中国の有力リチウムイオン電池(以下LIB)セパレーターメーカー12社の現在の動向と今後の事業施策を徹底調査し、更に周辺調査を加えることで世界LIBセパレーター市場の現状と今後の動向を把握することを目的とする。
調査対象:国内セパレーターメーカー(8社)、中国電解液メーカー(2社)、韓国電解液メーカー(2社)
調査方法:直接面接取材をベースに、文献調査を併用
調査期間:2012年1月~2012年4月

リサーチ内容

■本資料のポイント 

  • 市場規模(2010年度実績、2011年度見込、2012年度~2015年度予測)を算出。
     ・LIB世界市場規模推移(2010年度~2015年度:金額ベース)
     ・LIB世界市場規模メーカーシェア(2008年度~2011年度:金額ベース)
     ・民生ポータブル機器用LIB世界市場規模推移(2010年度~2015年度:数量、金額ベース)
     ・民生ポータブル機器用LIB世界市場規模メーカーシェア(2008年度~2011年度:数量ベース)
     ・産業用LIB(定置用、移動体用)世界市場規模推移(2010年度~2015年度:数量、金額ベース)
     ・車載用LIB(EV、PHEV、HEV)世界市場規模推移(2010年度~2015年度:数量、金額ベース)
     ・LIBセパレーター世界市場規模推移(2008年度~2015年度:数量、金額ベース)
     ・LIBセパレーター世界市場メーカーシェア(2008年度~2012年度:金額ベース)
     ・LIBセパレーター国別(日本、中国、韓国)出荷数量・金額推移(2008年度~2012年度)
  • 各セパレーターメーカー生産拠点・生産能力、単価、供給関係など掲載。
  • 海外主要メーカーの戦略を分析。

■本資料の概要

第一章 リチウムイオン電池セパレーター市場の展望
第二章 リチウムイオン電池市場の現状と将来展望
第三章 リチウムイオン電池セパレーター市場
第四章 リチウムイオン電池セパレーターメーカーの動向と戦略

■掲載内容

第一章 リチウムイオン電池セパレーター市場の展望

確定しないスタンダード
まずは幅広い選択肢の準備へ
資本力を活かした横綱相撲が可能な大手
海外展開速度が勝負の分かれ目
新規参入には試される「本気度」

第二章 リチウムイオン電池市場の現状と将来展望

産業用、車載用市場の立ち上がりで拡大基調へ突入
  1.概要
    2011年度 LIB世界市場規模は1兆1,693億円に
    2015年度は2兆8,834億円市場に拡大
    金額ベースでは三洋電機がシェアトップを維持
    サムスンSDI、LG化学がそれぞれ3位、4位に浮上
    低価格化競争が継続、スマホ、タブPC向け等、高機能化に乗り遅れた中国勢
    中堅メーカーとして浮上するGSユアサ、A123Sytems
  2.小型民生ポータブル機器向け
    アプリケーション市場の成長を受け、LIB市場も2010年以降堅調に推移
    数量ベースシェアではついにSamsung SDIが2011年度トップシェアに躍り出る
  3.蓄電、産業機器向け
    2015年度の産業用LIB市場は、2011年度比約100倍の7,000MWhレベルまで成長
  4.車載向け
    車載向けLIB市場規模は2011年度で1,000億円に迫る勢い
    2015年には1兆円手前までの成長が予測される
    実績は日系、受注は韓国先行、中国・欧米も準備が進む

第三章 リチウムイオン電池セパレーター市場

セパレーター市場全体動向
130%台の成長が続く
2011年度以降も成長加速
2013年以降は新規モバイル機器や車載向けが市場を追い上げる
構造だけでアプリは決められず
車載向けセパレーターはスタンダード化されず
車載LIB市場狙いで新規参入相次ぐ
単価下落が進む
高機能セパレーターには難しい局面
薄膜と強度を両立 均一生産がノウハウ
各社の強みを活かした製品の多様化
海外製が市場上位を占める
乾式の勢いが優勢
各社共に車載市場に向けた増設に踏み切る
海外勢の勢いは増す一方
日系シェアは縮小

第四章 リチウムイオン電池セパレーターメーカーの動向と戦略

旭化成イーマテリアルズ株式会社
  市場トップを維持
  実績・信頼で車載向け採用目指す
  国内で積極的に生産能力増強
  韓国ではスリット加工拠点設立
  出荷数量増加も単価下落を受け出荷金額は減少
  車載向けはラインアップの多様化で対応
  生産性の向上こそ低価格化への道

東レバッテリーセパレータフィルム合同会社
  2012年1月、合併解消
  韓国顧客の確保に専念
  日系LIBメーカー向けが低迷
  韓国拠点にリソースを集中
  さらに品質安全性の向上へ

SKイノベーション株式会社
  セパレーターから車載用LIBまで垂直統合化に拍車
  車載用LIB市場拡大に備えた体制作りへ
  韓国市場に依存から脱却、海外出荷が大きく増加
  用途問わず キーワードは安全性
  中長期的なセラミックコーティングセパレーター需要に期待

新乡市格瑞恩新能源材料股份有限公司
  中国トップのセパレーターメーカー
  正極材、負極材も手掛ける
  2012年内に生産能力2億㎡へ
  3つのアプリが主力
  独自の「蜂の巣構造」で他社特許に抵触せず

深圳市星源材質科技股份有限公司
  大型LIB向けに注力
  輸出増加により、世界市場での認知度向上へ
  HEV、電動自動車向けが好調
  湿式の取り扱いも開始 柔軟な顧客対応体制の構築へ
  ブランド力向上に向け米国市場注力
  2013年 生産能力2億㎡へ
  汎用乾式比較で約3割安価

宇部興産株式会社
  日立マクセルとのシナジーで乾式4層セパレーターを開発
  他の電池特性を犠牲にすることなく安全性を確保
  2012年度以降、車載向け出荷増加へ
  乾式タイプを主流と見込み、2タイプの製品で車載用に対応

住友化学株式会社
  アラミド樹脂セパレーターに今後も特化
  ノートPC需要が停滞
  ラミネートタイプへの採用は困難
  車載大手、民生向け中堅メーカーにサンプル出荷積極化
  2012年、生産能力5,000万㎡/年へ 中国には加工拠点設立
  コスト削減に向け生産プロセスの見直し

W-SCOPE株式会社
  マザーズへ上場
  日本市場からの資金調達で資本力拡大
  韓国で外資系メリットを享受、全体経費の削減に大きく貢献
  日本本社は資金調達機能が強化
  今後は競争が激しい民生用市場には向かわず
  新たに立ち上がる大型LIB市場狙い
  高性能の湿式タイプで車載向け提案
  独自の生産方法によりコスト競争力を高める

三菱化学株式会社
  価格と特性を兼ね備えた乾式セパレーターで車載用を狙う
  「セパレント®」は湿式並みの特性評価
  耐熱セパレーターは2012年内に上市へ
  生産能力の増強は需要見合い
  最終目標はコーティングレス

帝人株式会社
  韓国をベース拠点として世界へ
  メタ系アラミド、フッ素系化合物塗布型の2種類をラインアップ
  2012年6月に韓国拠点が稼動予定
  生産能力は1,800 万㎡/年
  セル設計の自由度を広げ、LIB全体の性能アップ貢献へ

JNC株式会社
  価格競争とは一線を画す
  乾式単層でありながら、高耐熱性、高強度を確保
  民生用での実績が車載用での採用のカギ

日本バイリーン株式会社
  不織布にコーティングした耐熱性セパレーター
  2012年内の上市が目標
  車載向けへの採用を目指しサンプル出荷中

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